土砂流入の筑肥線・筑前前原~唐津間、11日めどに復旧 ほか3線区は時間要す見込み JR九州
JR九州が各線の被害状況と再開見通しを発表。筑肥線の筑前前原~唐津間は11日ごろに再開予定ですが、同線の山本~伊万里間、筑豊本線の桂川~原田間、肥薩線の八代~吉松間は復旧に時間を要するといいます。
バス代行輸送を準備中の区間も
JR九州は2018年7月9日(火)、「平成30年7月豪雨」による各線区の被害状況と今後の再開見通しについて発表しました。内容は次のとおり。
●筑肥線(筑前前原~唐津)
・6日(金)14時38分ごろ、上り快速列車(西唐津発、姪浜行き)が浜崎~鹿家間(佐賀県唐津市、福岡県糸島市)を走行していたところ、線路への土砂流入を発見し停車。確認中の15時20分ごろ、斜面から土砂が大規模に流入し、最後部車両や線路が巻き込まれた。列車の乗客は0人、乗務員は2人で、けがなどの人的被害はなし。
・運転再開は、11日(水)ごろを予定。
・筑前前原~唐津、西唐津間でバス代行輸送を実施中。
●筑肥線(山本~伊万里)
・大川野~肥前長野間(佐賀県伊万里市)で土砂流入が発生。
・山本~伊万里間の復旧は時間を要する見込み。
・バス代行輸送を準備中。
●筑豊本線(桂川~原田)
・上穂波~筑前山家間(福岡県飯塚市、筑紫野市)で、複数の築堤崩壊、切取崩壊などの被害が発生。
・桂川~原田間の復旧は時間を要する見込み。
・バス代行輸送を準備中。
●肥薩線(八代~吉松)
・鎌瀬~瀬戸石間(熊本県八代市)で大規模な斜面崩壊が発生し、線路に土砂が流入。
・八代~吉松間の復旧は時間を要する見込み。
・八代~人吉間は、10日(火)からバス代行輸送を開始(平日のみ)。
・人吉~吉松間は、バス代行輸送を準備中。
JR九州は、バス代行輸送の詳細については、各駅やウェブサイトなどで告知するとしています。
【了】
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