F-22×1万機でも届かぬ史上最強戦闘機F-106「デルタダート」 飛ぶのは人類最後の日!

最強のワケはその装備、目には目を!

 F-106が最強たるゆえんは、その主力搭載兵装であるAIR-2「ジーニー」空対空ロケットにあります。F-22やF-35はいかに最新鋭といえども、敵機を破壊する直接的な手段自体はF-15やF-16「ファイティングファルコン」と同じAIM-120「アムラーム」視程距離外空対空ミサイルです。「アムラーム」は18kgの高性能爆薬が弾頭部に内蔵されており、標的の近辺で炸裂することによって爆風と破片によってダメージを与える武器です。

 空対空ミサイルはおおむね数kgから数十kg程度の弾頭をもち、ほぼ直撃が期待できる優秀な誘導性能を持ったAIM-120ならば、18kgといえども大型機を破壊するに十分な威力がります。参考までに大韓航空ボーイング707のエンジンを破壊し不時着に至らしめたソ連製R-60空対空ミサイルの弾頭は3kg、同じく大韓航空ボーイング747を「撃墜」したソ連製R-98空対空ミサイルの弾頭は40kgでした。

 F-106のAIR-2は誘導装置を持っていないため、「空対空ロケット」ではあっても「空対空ミサイル」とは言えません。しかし空対空攻撃用の兵装としては破格の、実に爆薬150万0000kg相当の弾頭が内蔵されていました。これはAIM-120空対空ミサイル8万3333発ぶんにほぼ匹敵する威力であり、AIM-120を8発搭載可能なF-22が1万機同時に全弾発射してもなおF-106が発射したたった1発のAIR-2を上回ることができません。

 この桁違いなAIR-2の高威力。皆さんきっとおわかりでしょう。AIR-2の弾頭は「核」です。F-106はこのAIR-2を積んで実戦配備されていたという点において、まさに最強の戦闘機といえる存在でした。

 F-106の主要なターゲットは、ソ連製の核搭載戦略爆撃機です。戦略爆撃機を1機逃せば米本土の都市が数個消滅することになります。したがってこれを逃すことは絶対に許されません。つまりF-106とAIR-2は「核に対して核で対抗する」ために開発されたのです。

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コメント

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47件のコメント

  1. 無誘導の対空ロケットがF22に当たるとは思えないけどなあ。そんな核弾頭ロケット発射する前にF22のミサイルが先に飛んでくると思うけど。

    • F-22が装備しているAIM-120Cは射程72kmで打ちっぱなし誘導可能
      AIR-2ジニーは無誘導の上に射程10km・殺傷半径300mなので勝てそうにありません

  2. そんな、爆弾積んでたら、遅くて軽い戦闘機の格好な餌食になるから、使い物にならないでしょうね!

  3. 核を積んでいたなら、最強ではなく、最悪な戦闘機でしょう!

  4. 破壊力が大きい=強いでは無いことを理解していない
    航空機を破壊するのに過度な破壊力は要らない、AMRAAMは十分な破壊力を持ちつつ中間誘導を必要としないミサイルだからこそ強いのであって、それに対して破壊力で比べるのは何も知らない人間がすること
    大体F-22の強みはそのステルス性であって、F-106がF-22を見つける前にF-106を捕捉、撃墜する
    敵を撃墜することを目的としている戦闘機として考えるならF-106は最強ではない

    • 元はこいつ軍事衛星破壊用だからしょうがない。元は何のために作られたのかをまずお前は知れ。

    • e-23さんの言うとうり

  5. この来自体は自分が撃った兵器の発する電磁パルスに耐えられるのだろうか

  6. つか米軍のほとんど全ての現役の戦闘機は核ミサイル搭載用のパイロンがあったはずだが...。

  7. その当時での戦闘機で話さないと支離滅裂!現在の戦闘機と比べるのは、違うと思う。

    • 書いた人自身が現代の戦闘機と比べていますがそれは…

  8. それを言ったら現時点で単純に世界最速の実用戦闘機であるMig-25はどうなんだ? 核爆弾を搭載してマッハ3.2で飛んでくるぞ。 至近距離で核爆発が起こっても飛んでいられる様に電子機器に真空管を使っていたぞ。

    初飛行は1964年だけどね。

  9. こんな記事ただのミスリード狙いのクリックベイトなんですがそれは…

  10. 算数ができないのか?150万kg=1500トン
    軍事評論家?小学生?

  11. この記事書いたんアホやろ

    • たぶんな

  12. F-106自体は、好きな戦闘機ではあるけれど、
    >F-106はよほどの航空マニアでないと名前すら聞いたことが無いかもしれません。
    はあ?(゚Д゚)ハァ?(´゜д゜`)ハァ?ハァ?(゚Д゚)y─┛~~(*-д-)-з

    バカとしか言いようがない。「オレさまは、何でもよく知ってるんだぞー」と言いたいだけの、ドタマが相当幼稚な人間が書いたんだろう。情けなくて、涙が出て来る。

    これだから、余りにもオタクの世界にハマり過ぎて、自らを客観視できなくなり、自分サマだけが何でもよく知っていて、自分サマだけが優れている、と思い込んでいるようだ。情けない・・・。

    デルタダートぐらい、航空機、軍用機に興味のある人間なら、誰だって、知ってまんがな( ´,_ゝ`) ブッ

    1970年代、駄菓子で、戦闘機の綺麗な写真がカードになった「おまけ」が付いていたモノがあったけれど、それに、ちゃーんとデルタダートのは、有ります。私、手元に今、持ってますから(*>艸

    • オタクの世界にハマり過ぎると普通は逆に、貴方のように『コレくらい普通知ってるでしょ~』になるんですよ。

      コメントの大半を占める否定的な意見は『核弾頭を搭載出来るからといって最強とは言えないだろう』を旨とするものであって、知ってる知らないの意見相違からバカだ何だ、ましてや『カード持ってる』発言に至る様などは貴方の方がよっぽど稚拙に見えますね。

    • それって煽りですか

  13. 酷評見てる方が本文読むより楽しいし為になるね

    • コメント面白いです‼️。

    • 確かに

    • 酷評為になります!

  14. ライフルとショットガンの用途の違いのようなものだな。
    最初の写真は、熊のマークが特徴のカリフォルニア州ANGの機体だね。デルタダートとデルタダガーは、40年ほど前に1/72の長谷川のプラモを組んだり、航空ファンや航空情報などの雑誌の写真を見ていたので、非常に懐かしい。F-106やF-102もそうだが、ヴードゥー、マルヨン、サンダーチーフなどの所謂センチュリー・シリーズはどれも模型映えする機体で、当時から長谷川がこぞってキット化していた。

  15. この記事の筆者の基準で言えば最強はB-52かな?SRAM(核出力200kt、速度M3、射程160km)を時限起爆させると一発でF-106の130機を上回る攻撃力となるうえ、射程も15倍以上、更に1機当たり20発も積めるので単純計算でF-106が2600機が束になっても勝てません。と、言うことです。現実ではF-106はF-22どころかF-4にすら姿を見る前に一方的に撃墜されるのが落ちです。

  16. 軍事系ライターであっても軍事評論家と名乗れないようなお粗末な記事

  17. 電子戦やステルス性が物言う現代にそのどちらも第5世代機に劣るってのに核あるから最強って……

    中学生でもマシな理論言うぞ。

  18. 核積んでるから最強って理論がまずアホなんですが。

    空対空戦闘において核は大した意味持たないんですが。

    ゲームかなにかの話ならいいけどもっと視野広く見て。

  19. F-106の空対空核ロケット弾ジーニーを話題に出すのなら、F-16と行われたDACT(模擬空戦)に触れて欲しかった
    当時最新鋭のF-16側が、旧式機相手ならどんな装備で挑んで来ようが負けるわけないと挑発したので、怒ったF-106側は核ロケット弾装備で模擬戦を行い、結果は二勝一分でF-106の圧勝
    模擬戦の報告書は「アメリカの空は守られた」と皮肉の効いた一文で終わってる

  20. なんだ…核AAM使えるから最強って事か
    F-22に無駄な核AAM載って無いってだけじゃん
    駄文だなこりゃ

  21. 直径600mの危害だけでは現代兵器とは並べないなぁ
    射程が6マイルって、サイドワインダー必中圏と同じくらいなんで、中距離ミサイルは全く相手にできない
    なんにせよ1000発も製造された戦術核が使われることがなくて良かった

  22. 日本は実は旧式戦闘機の姥捨山じゃないの?
    F15がロシアのsu27や35に敵うとはとても思えないし、中国と4対1で戦って勝つとはとても思えない。1番の問題点は日本の政治家が腰抜けで、チョット他国に批判されただけで弱気な行動!KとかCには毅然とした態度と行動を示して欲しい!自国に侵入した兵器搭載機及び船舶は撃墜、撃沈すべきだと思う。早く憲法9条を変えて貰わないと、平和ボケした日本は取り返しのつかない事になると思う。

  23. ステルス機って本当に有効なの?NECのレーダーが優秀で使われてるらしいけど、ステルス塗料の恩恵が大きいのでは無いのかな?
    周波数を変えれば補足できるんじゃないのかな?

  24. 搭載する兵器の威力だけで母機の性能を比較するのは乱暴すぎるのではないですか?。
    単に知識をひけらかしてるだけのように感じますが?。

    デルタ・ダートの飛行性能ではラプターはおろかイーグルにさえ、自慢のジニーを発射する前に撃墜されること必至だと思うけど、結局はその機体が持つ機動性なり速度性能なりで判断するべきではないの?。

    アホか?。

  25. 背景など関連したストーリーがじつに味わい深く感じます。近代史の側面を照らす意味でも有意義な内容です。これからもご活躍ください。ありがとうございます。

  26. アメリカの恐怖心から作られた戦闘だけど想定した運用自体におかしなところがあったのではないかと思う、ソ連崩壊後に西側のTV局が当時のソビエト連邦軍防空担当部署の士官に終戦直後からの状態を聞いたインタビューを見たことがあるけど、ヨーロッパに配備されたアメリカの爆撃機の数をみて陰鬱になったと語ってる、爆撃機1機に2発づつ積んでいるとして航続距離を考えればわかるだろうと語っていたね。
    まあ実際にはそんな大量の核兵器が常時発進可能な爆撃機に積まれていたかはわからないけど。
    アメリカもソビエト連邦軍がある日突然大量の核兵器を積んだ爆撃機がなんの妨害も受ける事なくアメリカ大陸に進出すると思っていたとしか思えない行動や政策を実施してるよね。今回のF-106もそんなアメリカの恐怖心が作り出した戦闘機に見える。
    アメリカ空軍的には、Mig-21と機動特性が似ているという事で国内の訓練で仮想敵として使われたみたいですね。

  27.  戦闘機には戦術、戦略上様々な用途が求められる訳で、インターセプターたる当機が単純に史上最強とは同意しかねる。
     
     ただ核弾頭による武装、おぞましくも強大な火力を有する機体だったことは間違いない。当時の核競争を中心とした戦略に咲いた徒花。

     だが、最悪の事態に果たして本機が軍の想定通りの成果を出せただろうか…

  28. F-106は、広域防空を主任務にしたアメリカ空軍のADC(防空空軍、現在は存在しない)でSAGE(半自動防空組織)の一部を成していました。それもあって、輸出はされていません。(SAGEの簡略版であるBADGEを装備し、防空を主任務にした航空自衛隊で、導入が検討された事がありますが、時代的にF-4の時代で、海軍のF4H、空軍のF-110が、呼称統一でF-4になった事を見ればF-4より、少し古い事は判ると思います。)
    AIR-2は当時、信頼性が低かった空対空ミサイル(AAM)のバックアップとして、AAM以前に主力となっていたFFAR(2.75インチ、空対空ロケット弾)の後継として、弾幕で敵を包む思想の延長として、核兵器の火球に敵を包む為に開発された物です。ADCでF-106と並行して装備されたF-101Bは2発搭載だったと思います。尚、核爆弾は、この当時のアメリカ軍の戦闘爆撃機には、標準装備品目で航空自衛隊のF-4やF-104もアメリカ軍装備型では核爆弾を装備可能でした。(ちなみに航空自衛隊が装備していた地対空ミサイルのナイキJの原型のナイキ・ハーキュリーズも核弾頭の装備が可能で、対空以外に弾道ミサイルとしても使用可能でした。アメリカが韓国からナイキ部隊を引き揚げる際に、置き土産として対空以外に使わないという約束で置いていった物を、韓国が黙って弾道ミサイルとして運用した物が、韓国の最初の地対地弾道ミサイルになります。)

  29. 「爆薬150万0000kg相当の弾頭が内蔵されていました。」
    150万0000kgてどう読むんですか?「ひゃくごじゅうまんまんきろぐらむ」?
    トンに換算するほうがいいとおもう。
    あと、それ戦闘機自体の強さといえるの?

  30. >第二次世界大戦世代の零戦などもその候補となりえるでしょう。

    え? 零戦??
    フォッケウルフ君なら説得力あるけども。。

  31. 懸架兵装が最強たる所以(キリッ っていうのは、
    結局その兵装が強いのであって、運用できるんなら他の機体も一緒では??

  32. 人類最後の日は核ミサイルを満載したB-52による大量スクランブル発進では?

  33. こいつは何が言いたいんだ。
    結局は最強の戦闘機じゃなくて核弾頭って話だろ、
    核搭載出来る戦闘機は他にもあるぞ

  34. ジョーク記事に顔真っ赤にして噛み付いてるガキの何と多い事w

  35. このクダラナイ記事の掲載を止めなさい

  36. 「実に爆薬150万0000kg相当の弾頭」
    つまり爆薬15000000000kg 相当ですね。つまり15000000t、つまり15メガトン。それってアメリカがいままでに爆発させた最大の水素爆弾と同じ威力ですね。戦闘機を破壊するにはOVEEKILLではありませんか?

  37. あきらかにナンセンスな題名で人を釣ろうという悪質な記事。

    アクセス数さえ取れれば、人を騙しても構わないという思惑が見て取れ、筆者の人格が疑われる。
    こういうやり方を私は認めない。