これが国道!? 岩肌むき出しの素掘りトンネルも 四国の「酷道」193号、走ってみた!

ワイルドすぎるトンネルが口を開けていた!

 相変わらずクルマのすれ違いも難しい細い道を進んで行くと、やがて目の前に、切り立った岩肌にうがたれた大穴が現れます。「大釜隧道」という素掘りのトンネルです。

 大釜隧道は昭和中期に完成した全長102m、幅員4.2m、高さ4.5mのトンネルで、外部はコンクリートの補強もされておらず、岩をくり抜いただけのようなワイルドなたたずまい。入口の近くには、「日本の滝百選」に選ばれている「大釜の滝」もあるため、クルマを降りて滝やトンネルを見物する人の姿もちらほら。トンネル内部も岩肌がむき出しで、漏水で水たまりができているなど、通行はちょっとスリリングかもしれません。

 大釜隧道を抜けて進むと、こんどは「大轟(おおとどろ)の滝」の近くを通ります。滝を見ようとクルマを停めて歩く人を横目に、進んで峠を抜けると、目の前に那賀川が。ここで2017年に完成した「出合ゆず大橋」を渡ります。並行する旧道は、川を渡った直後に片側交互通行の狭いトンネルがあり、トンネルの入口に信号機が設けられていました。

 国道195号と別れると、再び険しい峠越えに挑むことに。この「霧越峠」はその名のとおり、雲がかかることが多く、平地は晴れていてもここだけ雨ということもめずらしくありません。地面や斜面の苔がそれを物語っており、苔によるスリップにも気を付けながら、ガードレールもない曲がりくねった道を進んでいきます。

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霧越峠付近には古びた案内看板も(写真提供:小林秀樹)

 最後の難関である霧越峠を越えると、窓の外には海部川が見えてきます。川沿い進み、国道55号と合流する終点の大里交差点に到着。太平洋はすぐそこです。

 なお、現地に行く際には、運転に十分注意し、不安を感じた場合は無理をせず自重してください。

【了】

※記事制作協力:風来堂

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