新しい日英関係構築へ、英揚陸艦「アルビオン」来日で艦内公開 どんなフネ?(写真40枚)

こなせる任務も多様、過去にはロンドン五輪の支援も

「アルビオン」は2003(平成15)年6月に就役したアルビオン級ドック型輸送揚陸艦の1番艦(2番艦は「ブルワーク」)で、大きさ(カッコ内は海自「おおすみ」型輸送艦)は、満載排水量1万8500t(1万4000t)、全長176m(178m)、幅28.9m(25.8m)、喫水7.1m(6m)で、最大速力は18ノット(22ノット)、乗員325名(135名)のほかに揚陸部隊305名(330名)を収容できます。なお揚陸部隊は長期航海などを想定しなければ最大710名まで収容できます。

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艦橋(ブリッジ)。中央の黒い椅子が艦長席(2018年8月7日、月刊PANZER編集部撮影)。

 今回の取材では、艦長のティム・ニールド大佐によるスピーチの後、部下のマーク・ヘイズ少佐によるブリーフィングが行われ、「アルビオン」の艦の特性や、過去参加した様々な作戦、たとえば2010(平成22)年に起きたアイスランドの火山噴火による英国邦人の輸送任務や、2012(平成24)年のロンドン五輪支援についての概要説明などがありました。

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「アルビオン」の艦長、ニールド大佐(2018年8月7日、月刊PANZER編集部撮影)。
L85A2小銃を構えて警備に立つイギリス海兵隊兵士(2018年8月7日、月刊PANZER編集部撮影)。
イギリス海軍伝統の酒保。海上自衛隊は米海軍を範としたため艦内は飲酒禁止(2018年8月7日、月刊PANZER編集部撮影)。

 ちなみに、今回「アルビオン」に乗り込んでいるイギリス海兵隊は、第3コマンドー旅団(特殊部隊を別にした英海兵隊唯一の実動部隊)隷下の第40コマンドー(実質大隊規模)チャーリー(C)中隊107名とのことでした。

 そして次の寄港地を質問してみたものの、「それはシークレットだ」とのことで教えてもらえませんでした。

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