「ドアミラーにウインカー」のメリットとは 高級車から大衆車へ普及 流れに逆行するメーカーも?

「ドアミラーをぶつけたときの費用が…」で不採用に?

 現在ほとんどの車種でドアミラーウインカーを採用しているスバルも、フェンダーのデザインとして、余計なランプをつけるのを避けるという傾向があるとのこと。このようなデザイン上のメリットもあるドアミラーウインカーですが、たとえばダイハツでは、これを積極的には採用していないようです。

 ダイハツの軽自動車ラインアップを見てみると、“カスタム”などのモデルではドアミラーウインカーの設定があるものの、標準的なモデルでは多くの車種でドアミラーウインカーではなくサイドターンランプが装着されています。「ムーヴ」などは一時期標準モデルでもドアミラーウインカーだったのが、サイドターンランプに戻されました。

「ドアミラーウインカーにするかどうかは、機能性、視認性、デザイン性、コストを考慮して車種ごとに決めています。一時期はドアミラーウインカーが多かったのですが、最近はボディーにサイドターンランプがついた車種も増えました」(ダイハツ)

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2018年6月発売の「ミラ トコット」。ドアミラーウインカーではなくサイドターンランプを採用(画像:ダイハツ)。

 2018年6月に発売された「ミラ トコット」も、当初はドアミラーウインカーで考えられていたものの、結局はサイドターンランプを採用したといいます。ダイハツによると、「女性の意見を取り入れ、運転の苦手な初心者に向けた運転しやすいクルマというコンセプトがあり、ドアミラーをぶつけたときに修理費用が高くなってしまうことも考慮しています」とのこと。また、軽自動車は特に多くの車種で部品を共通化させてコスト縮減を図る必要性からも、サイドターンランプを採用したそうです。

 ダイハツは、「いまドアミラーウインカーがついている車種も、それが固定というわけではなく、今後も総合的に判断して決めていきます」としています。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. 救急車なんてライト上向きで来るもんで特に初代エルグランドなんてウインカーの光が分からないのですよ
    初代セルシオのような分かりやすいバンパー埋め込み式ウインカーが一番認識しやすいのですがね
    結局はコストの問題で旧型に装備されていた装備が新型と呼ばれる同じ下駄の化粧直しの型は装備が省かれたりで
    、ディスチャージやドアミラーですら日本のお役所がよくGOサインを出したもんだな~と今でも思うし?

    • なんでも規制では先に進まない
      同然の判断なのでは?

      一時期マフラーの規制が緩くなった時に騒音対策がガバガバに成った経緯があるからね。
      また規制強化されて今に至るし

    • 同僚がトヨタの小型車に乗ってたが
      ドアミラーのウインカーが暗いところで光るとミラーが見えない。
      と言ってましたね。
      確かに光源が拡散するように妙にウインカーカバーが盛り上がったデザインにしてる車種もありましたよね。