JR四国の夏の利用状況、豪雨の影響で前年を下回るも快速「マリンライナー」は健闘

JR四国が夏季期間とお盆期間の瀬戸大橋線と主要3線区の利用状況を発表。平成30年7月豪雨の影響で夏季・お盆期間とも前年を下回りましたが、快速「マリンライナー」は上回りました。

快速「マリンライナー」は前年を上回る

 JR四国は2018年8月20日(月)、夏季期間(7月20日から8月19日まで)とお盆期間(8月9日から19日まで)の瀬戸大橋線と主要3線区(予讃線、土讃線、高徳線)の利用状況を発表。「平成30年7月豪雨」の影響により、夏季・お盆期間とも前年を下回りました。

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夏季期間、お盆期間とも前年より利用客が増えた快速「マリンライナー」(2013年4月、恵 知仁撮影)。

 夏季期間の瀬戸大橋線は前年比93%の75.1万人が利用。主要3線区は前年比74%の28.4万人が利用しました。

 お盆期間の瀬戸大橋線は前年比97%の35.1万人が利用。主要3線区は前年比89%の15.1万人が利用しました。なお、瀬戸大橋線は、夏季・お盆期間とも寝台特急「サンライズ瀬戸」などが含まれます。

 線区別で見ると、瀬戸大橋線の特急「南風」は夏季期間が前年比109%でお盆期間が前年比96%。特急「しおかぜ」は夏季期間が前年比57%でお盆期間が前年比84%、特急「うずしお」は夏季期間が前年比90%でお盆期間が93%と、特急「南風」の夏季期間以外は前年を下回っています。それに対し、快速「マリンライナー」は夏季期間が前年比106%でお盆期間が104%と、どちらも前年を上回る結果となりました。

 予讃線(多度津~伊予三島)の特急「しおかぜ」と「いしづち」は、夏季期間が前年比54%でお盆期間が82%。土讃線(多度津~阿波池田)の特急「南風」と「しまんと」は、夏季期間が前年比100%でお盆期間が前年比98%。高徳線(高松~徳島)の特急「うずしお」は、夏季期間が前年比96%でお盆期間が前年比94%となり、豪雨の影響をうかがわせる結果になっています。

 瀬戸大橋線でのピークは、下り・上りとも8月11日(土・祝)。下りは2万5400人、上りは1万8700人が利用しています。

【了】

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