列車の「開かない窓」なぜ増えた? 技術の発展が変えた窓の役割

かつては新鮮な外気を取り込むために、乗客が列車の窓を適宜開け閉めしていましたが、近年ではそうした習慣はなくなり、一部を除き窓が開かない車両も増えています。

【写真】下半分が開けられる列車の窓

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レバーを操作して下半分が開けられるタイプの窓(2007年12月、乗りものニュース編集部撮影)。

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1982年、埼玉県生まれ。東京地下鉄(東京メトロ)で広報、マーケティング・リサーチ業務などを担当し、2017年に退職。鉄道ジャーナリストとして執筆活動とメディア対応を行う傍ら、都市交通史研究家として首都圏を中心とした鉄道史を研究する。著書『戦時下の地下鉄 新橋駅幻のホームと帝都高速度交通営団』(2021年 青弓社)で第47回交通図書賞歴史部門受賞。Twitter:@semakixxx

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コメント

8件のコメント

  1. 下降窓は開閉に存外ちからが必要だし、すれ違いなどの風圧でバタついてうるさい。

    今はないが東横線8000系急行などひどかった。

    海外の車両のように、窓の上部1/3程度が内側に倒れ込むのはどうか?

    顔を出せないし安全で良いと思う。

    • 内折れ式窓は日本では向かない構造だったり。

      解りやすいのが313系と同じ車体構造のキハは25系。

      車端の窓少し開くだけど、

      トンネルに高速で突っ込んで行った場合など、

      勝手に自動開閉窓状態。

      223系は知ってか知らずか非常時に限ると。

      知っていたのであれば納得の結果論…

  2. 113系の二段窓が全開できたことなど、今なら信じられないですね。

    窓の開く特急電車、185系ももうすぐ置き換えされるから、今のうちに乗っておきたいです。

  3. 209系で~。

    実はこれ最初にやったのは、

    京急800形と…。

    よくよく考えると、

    定山渓鉄道の方が元祖かというはなしに。

    定鉄は空調装置を忘れると言う致命的欠陥を抱えていたけど、

    3事例に共通するのが、

    (何らかの事情で)窓開けてくれ~。

    に対処出来なかったこと。

    なぜか歴史は繰り返す。

    を表してしまうと。

    • 京急800形は昭和55年製から下降窓増やしたが、非常時の窓開閉の必要性より前年からの第2次オイルショックにより冷房使用期間短縮などの省エネ対策によるため。

    • >通勤電車の「常識」を変えたのは、1993(平成5)年に登場したJR東日本の209系電車です。

      既に出ているが209系よりも15年前からありますね。

      通勤電車なら京急800形と、1ヶ月違いで出た北総7000形です。

  4. 1ページの写真と同じく東武も50050系で後から窓開けれるように改造したな

  5. 現在、通勤電車で今でも固定窓なのは、つくばエクスプレス車両だけですが、いずれは開閉窓に改造してほしいです。東武50000系グループの初期車両も6〜7年前迄は固定窓でしたが、2012年度末期迄にJRの様な開閉窓に改造されました。現在は一般的な二分割式1段窓となってます。