JR東日本の新幹線も防護盾、刺又など搭載 駅にも防護用具を配備へ
一部座席は取り外しやすい座面に変更
さらに、緊急時に乗務員、指令員、車内販売などを行うアテンダントの情報連携を強化するため、スマートフォンなどを用いたグループ通話システムを10月から順次導入。車内防犯カメラの画像を車内から指令に送信することも検討します。また、9月から乗務員用タブレット端末を用いた画像伝送の取り扱いも開始します。
車内で護身などに使えるよう、座席の座面を取り外せるようにする変更も進めます。普通車の座席はスライド機構などにより座面が取り外しにくい構造のものがあるため、2019年3月末までをめどに、固定方法を見直して脱着が容易にできる構造に整備します。対象は新幹線の約120編成で、普通車車端部の座席1列です。
東海道新幹線では2018年6月9日(土)夜、神奈川県内の新横浜~小田原間を走行していた「のぞみ265号」で、乗客3人が男に刃物で殺傷される事件が発生。JR東海やJR西日本も、車両への防護装備搭載や医療用品の配備拡充などを進めることを発表しています。
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