東京~北海道の移動 飛行機と鉄道、フェリーを比べてみた
価格で比べてみると…?
フェリーは現在、東京と北海道を直接結ぶ航路はありませんが、茨城県大洗町の大洗港と北海道苫小牧市の苫小牧西港を結ぶ商船三井フェリーが運航されています。所要時間は、夕方出港便が17時間45分(大洗発)か19時間15分(苫小牧発)、深夜出港便が18時間。いずれも船内で一夜を過ごすことになります。
港までは飛行機利用と同様、ほかの交通機関を使ってアクセスする必要があります。大洗発の夕方出航便で、東京駅から大洗港までは高速バスと路線バス(水戸駅で乗り換え)を利用、苫小牧西港から札幌駅までは高速バスを使うなら、全体の所要時間は23時間48分。乗り換え回数は3回です。
また試験運行ですが、東京駅と大洗港を結ぶ直通バスが2018年7月より走っています。これを使うと、乗り換えは1回減って2回に。東京駅から大洗港に向かう便は乗り継ぎに余裕のあるダイヤになっており、出航時刻(19時45分)の約3時間前には大洗港に到着しますが、17時半ごろには船内に入れます。
「所要時間」と並んで重要な要素である「価格」はどうでしょうか。
まず所定の運賃で比べると、飛行機はJAL(日本航空)とANA(全日空)の普通席が約4万円、AIRDOは3万3790円、スカイマークは2万8190円で、会社により大きく変わります。空港へのアクセスで使う交通機関の運賃は合計で2000円くらいです。
なお、LCC(格安航空便)は「所定の運賃」と呼べるものがありません。最も高い運賃タイプを「所定の運賃」とするなら、成田~新千歳間はジェットスター、バニラエアともに2万円台。利用者が多い時期は3万円台です。
鉄道利用の「はやぶさ」「スーパー北斗」乗り継ぎは、普通車指定席(通常期)を使う場合で2万6820円。JALやANAより約1万5000円安く、スカイマークとほぼ同じ程度ということになります。
フェリーはシーズンごとに所定運賃が変わります。夕方出港便の一番安い客室「ツーリスト」の場合、2018年の9月は9050円で、10月1日から12月25日までは8740円。最も高い年末の12月28~31日でも1万4910円です。港までのアクセスに要する追加費用は4000円くらいで、全体でも2万円を超えることはありません。
首都圏のドコから向かうかで選べば…
日程がキツキツなら北関東でも羽田や成田から飛行機一択だろうけど
道内巡りだけなら航空機が優位でしょうね。
陸路は鉄道だけが道内への直通の手段ですしね。
これがマイカーとなると最低でも青函フェリーは必要になってくるし、本州と道内を結ぶ、特に関東、中部とを結ぶフェリーは季節運賃の変動が激しくシーズン中は中々選択肢になりにくいし、夜行列車の廃止の穴は意外に大きいのかもしれないですね。
急ぎなら飛行機、トラック輸送ならフェリーが良いに決まっている。
新幹線は仙台駅〜札幌駅を結ぶ区間列車運用の方が無難だと思うな。
どちらも、もっと安くなってほしいです。