いまは亡き寝台特急ブルートレイン いまから「利用」する方法

夜行列車のうち青い客車を使った寝台特急は「ブルートレイン」と呼ばれていました。新幹線や飛行機の発達で消滅してしまいましたが、全く乗れなくなったわけではありません。どうすればブルートレインに乗ることができるのでしょうか。

寝台車風のドミトリーホテルも

 このほか、廃車になった寝台車ではありませんが、寝台車を模した宿泊施設もあります。

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東京都内のドミトリーホテル「トレインホステル北斗星」。寝台特急「北斗星」のイメージでベッドなどが配置されている(乗りものニュース編集部撮影)。

 総武本線の馬喰町駅付近にあるドミトリーホテル「トレインホステル北斗星」(東京都中央区)の場合、ベッドを開放2段式B寝台と同じように配置。ベッドなども寝台特急「北斗星」で使っていた部品を再利用しています。こうした施設を利用してみるのもいいでしょう。

寝台特急の寝台車を使ったおもな宿泊施設

・小坂鉄道レールパーク ブルートレインあけぼの(秋田県小坂町)

 車両:電源車、A寝台個室(2人)、B寝台個室(1人)、開放2段式B寝台

 営業日(2018年度の場合):4月28日~11月3日の金、土曜日

 料金:1室3780円から

 アクセス:奥羽本線の大館駅から小坂行きバスに乗車。小坂小学校前停留所から徒歩2分

 ※上野~青森間の寝台特急「あけぼの」で使われていた寝台車を使用

 ※宿泊できるのは個室寝台のみ

 ※駅ホーム~車両展示場間の移動では開放2段式B寝台に宿泊客のみ乗車可能

・ふれあいらんど岩泉 ブルートレイン日本海(岩手県岩泉町)

 車両:開放2段式A寝台、開放2段式B寝台

 営業日(2018年度の場合):4月1日~11月30日

 料金:1020円(基本料金)

 アクセス:三陸鉄道北リアス線の岩泉小本駅から約11km

 ※大阪~青森間の寝台特急「日本海」で使われていた寝台車を使用

・ブルートレインたらぎ(熊本県多良木町)

 車両:B寝台個室(1人)、共用スペース、開放2段式B寝台

 営業日:通年

 料金:3080円(大人)

 アクセス:くま川鉄道の多良木駅に隣接

 ※東京~熊本間の寝台特急「はやぶさ」で使われていた寝台車を使用

 ※共用スペースはB寝台車を改造

【了】

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コメント

3件のコメント

  1. 10系や20系の客車を利用した宿泊施設も北海道から沖縄まで各地にあったけど、みんな廃業しちゃったからね。

    なんだかんだいって維持管理は難しいんだな。

  2. タイ国鉄では、一部トイレなどが改造されましたが、まだ走っていたと思います。最近、中国製の新車が導入されたので、退役が近いと思われます。

  3. ついでに埼玉・東川口にある北斗星の食堂車グランシャリオも紹介して欲しかった