幸運なセントレアの787、2号機は…? 世界の名機も大半スクラップ、保存航空機の現状
スクラップを免れた世界の名機、その余生とは?
「ZA002」が展示されているピマ航空宇宙博物館には、2018年9月に、ボーイングとキャセイパシフィック航空から「777-200」の量産初号機も寄贈されています。
軍用機、民間機を問わず大量生産された航空機は退役後、大多数の機体がスクラップになる運命なのですが、これまで述べたように、航空史にその名を残す名機の試作機や飛行試験初号機、量産初号機といった記念すべき機体は、博物館などで展示される事例が少なくありません。
|
|
|
旅客機では大量輸送時代を開いたボーイング「747」と、現在も改良型が製造されている「737」の飛行試験初号機は、「ZA003」と同じ「ミュージアム・オブ・フライト」に展示。またエアバスが初めて開発した旅客機「A300B」の初号機は、エアバスのお膝元であるフランスのトゥールーズで2015年1月に開館した航空博物館「アエロスコピア」に展示されています。
日本が初めて開発したターボプロップ旅客機「YS-11」の試作初号機は、成田空港に隣接する「航空科学博物館」で展示されています。三菱航空機が開発を進めているリージョナルジェット機「MRJ」は2018年10月の時点で5機の飛行試験機が製造され、さらに2機が製造される予定となっていますが、そのうちの1機は飛行試験終了後、県営名古屋空港に隣接する「あいち航空ミュージアム」での展示が計画されています。
軍用機では、F-35の短距離離陸/垂直着陸型「F-35B」の試作機「X-35B」はワシントンDCのスミソニアン博物館、F-22の試作機である「YF-22」はオハイオ州の国立アメリカ空軍博物館に、それぞれ展示。またフランスのダッソー・アビエーションが開発した「ミラージュ2000」の試作初号機も、2年に1度「パリ航空ショー」が開催されるル・ブルジェ空港に隣接する「ル・ブルジェ航空宇宙博物館」に展示されています。
関係のないタグを大量につけるのやめろよ。
メルカリ中級者かよ。
世界最大級の空港の代償に思いを寄せる