3両の路面電車が交差「トリプルクロス」 奇跡の瞬間は高知の新たな観光資源となるか

外国人も驚いたトリプルクロス ブームとなるか?

 トリプルクロスを観察してきた三井さんと鉄道ファンらは、これを世に広めようと動きます。「ダイヤモンドクロス委員会」を結成し、この交差点での映像をまとめてYoutubeで発信するなどしています。前出した四国銀行本店の電光掲示板での表示も、増えた見物客へのアピールも兼ねて始まりました。

 映像を見た外国人からも、「交通機関の発達した日本でないとこの現象は成立しない」という声が寄せられているそうです。近年では高知港に入港するクルーズ船も増加しており、2019年2月には三井さんらSGG善意手話通訳クラブが主催し、この交差点を海外の人々に紹介するイベントを予定しています。

 また、各所で話題になっていることを受けて、路面電車を運行するとさでん交通自身も、ウェブサイトでトリプスクロスを紹介するようになりました。今後は広報活動を強化していく方針だそうです。

 ちなみに、交差点を一望できる「ホテル西鉄イン」では、交差点を見渡せる最上階を「トレインビュープラン」の部屋に設定し、鉄道ファンのあいだで好評を得ています。ただし、「トリプルクロス」が必ず見られるという保証はありません。

【了】

※記事制作協力:風来堂、oleolesaggy 

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コメント

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1件のコメント

  1. > 交通機関の発達した日本でないとこの現象は成立しない

    交通機関が発達しすぎると併用軌道は淘汰されるわけで、線路は平行に並ぶか立体交差化し、直角ダイヤモンドクロスもありえない。
    そう考えると「交通機関の発達した日本の中で未発達のまま残ったため生じた現象」といえそうです。