「きらきらうえつ」もついに… 消えゆく国鉄特急電車「485系」残るはわずか26両に

新潟で運行されている観光列車「きらきらうえつ」の運行が終了することが明らかになりました。この列車の車両は、かつて全国各地の特急列車で使われていた「485系」という電車。いまも観光列車向けに改造された車両が残りますが、いよいよ最後の日が近づいてきたようです。

新潟以外でいまも残る485系は?

 ジェー・アール・アール編『JR電車編成表2018夏』(交通新聞社)によると、2018年4月1日時点で残っていた485系は、JR東日本が所有する54両でした。いずれも車体の塗装を変えるなどのリニューアルが施されていたり、あるいは観光列車向けに改造されていたりして、デビュー時の姿をとどめている車両はありません。

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高崎支社の485系「華」。現在使われている485系は観光列車向けに改造されていて車内外とも大きく変化している(2015年4月、草町義和撮影)。

 この54両のうち盛岡支社の青森エリアに残る22両は、いまでは臨時列車でも使われていません。2018年8月には、水戸支社の改造車「リゾートエクスプレスゆう」が引退。実質的に現在残っているのは、盛岡、新潟、高崎の各支社に残る改造車26両だけです。

 盛岡支社には4両×1編成の改造車「ジパング」が残存。新潟支社では先に述べた「きらきらうえつ」4両×1編成が運行中です。高崎支社には改造車が6両×3編成あり、各編成ごとに「宴(うたげ)」「華(はな)」「リゾートやまどり」という愛称が付けられています。このうち「宴」「華」は、車内に畳を敷いた和式車両(お座敷車)です。

「きらきらうえつ」は土休日を中心に一般の臨時列車として運転されているため、比較的見たり乗ったりしやすいといえます。一方で「ジパング」「宴」「華」「リゾートやまどり」は、ごく一部の日のみ運転される臨時列車や団体列車として使われることが多くなっています。

 最初に登場したころとは姿が異なるとはいえ、台車やモーターは改造前とほぼ同じ。いまでも485系のモーター音を聞きながら旅することは不可能ではありません。しかし「きらきらうえつ」の引退が明らかになった以上、残る「ジパング」「宴」「華」「リゾートやまどり」も、そう遠くない時期に引退する可能性が高くなったといえるでしょう。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 赤とクリームの配色がヤクルトみたいで親しみを感じる

  2. 車両数が多く、「形式」としては永い期間活用されてよかったです。

    定期運用から引退した特急車両は実際に廃車解体になるまでの期間に、一時的な復活運転などによって隙間ビジネスが出来るとなおよいですね。

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