三陸鉄道「リアス線」各区間で増発 釜石~宮古間は8年ぶりに鉄道復活!
三陸鉄道が、盛~久慈間を結ぶ「リアス線」のダイヤを発表。各区間で列車を増発します。
釜石~宮古間はJR東日本から三鉄へ
岩手県の太平洋沿いを走る三陸鉄道は2018年12月13日(木)、JR山田線 釜石~宮古間の移管を受け誕生する「リアス線」(盛~久慈)の新ダイヤを発表しました。
2019年3月24日(日)、三陸鉄道の南リアス線(盛~釜石)と北リアス線(宮古~久慈)、そしてそのあいだにある元JR山田線の釜石~宮古間をつなげた長さ163kmのリアス線が誕生します。
リアス線では、移管される駅に加え、豊間根~津軽石間に払川駅、津軽石~磯鶏(そけい)間に八木沢・宮古短大駅がそれぞれ新たに開業する予定です。
各区間で増発
盛~釜石間は、現在の10往復から、改正後は1往復増発し11往復になります。
釜石~宮古間では、11往復のほか、朝の通勤・通学用に岩手船越発 宮古行き1本が運転されます。JR山田線のときは快速・普通を合わせて10往復だったため、改正後は区間運転を含めて1.5往復の増発になります。
宮古~久慈間は現在の11往復から、改正後は12往復とし、さらに平日は宮古~岩泉小本間で1往復(宮古行きは快速)を運転します。
盛~釜石~宮古~久慈間を直通する列車は、上り3本、下り2本を設定。4時間半前後をかけて全区間を走破します。このほか、盛~釜石~宮古間や、釜石~宮古~久慈間の列車も設定されます。
なお、リアス線営業開始の前日にあたる2019年3月23日(土)には、釜石~宮古間で記念列車が2往復運転される予定です。詳細は後日発表されます。
JR山田線の釜石~宮古間は2011(平成23)年3月11日の東日本大震災で線路や橋、駅舎などが被災し、以降、不通の状態が続いています。三陸鉄道による運転再開に向けて復旧作業は進められており、線路は2018年7月につながりました。2019年1月以降は試運転が、2月以降は三陸鉄道による訓練運転がそれぞれ行われ、3月には三陸鉄道リアス線の一部として約8年ぶりに列車の運転が再開される予定です。
【了】
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