世界最長海上橋、混雑で入場制限も 香港と珠海・マカオつなぐ港珠澳大橋の現状とは(画像11枚)

2018年10月下旬に開通した、香港と中国本土(珠海)・マカオとをつなぐ世界最長の海上橋、港珠澳大橋。年末年始の旅行シーズンに訪れる日本人も多いと見られますが、橋を渡るには少々、注意したほうがよさそうです。

ノンストップで海峡横断、しかし…

 橋の道路は上下6車線(片側3車線)と広いですが、現時点では一般車両が自由に走ることができません。11月の時点で走っているのは、商業運行しているシャトルバスとリムジンタクシーだけで、それら通行車両は登録されたクルマと専用ライセンスを持ったドライバーだけに限定されています。そのため、一般の旅行客がこの橋を横断するには、運賃を払ってこれらに乗客として乗るしかありません。料金は香港側で65HKドル、珠海市側で58元。日本円に換算すると1000円程度で、午前0時から午前5時59分までのあいだは深夜料金として100円程度値上がりします。

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シャトルバス。いくつかのタイプがあり、景色が楽しめる二階建ての車両もある(布留川 司撮影)。

 橋の上には非常用以外の信号はなく、原則として駐停車禁止のためノンストップで進みます。一般車両も走っていないので、PR通りに約40分程度で横断することができます。海上を延々と続く道路の眺めは壮観ですが、これだけ大きな道に車があまり走っていないのは不思議な感じもします。

 スムーズに移動できるのは交通機関として優秀ですが、利用者の立場から見ると事態は少し複雑です。

 そもそも香港とマカオは2018年現在、中国の一都市ではありますが、それぞれ香港はイギリスの植民地、マカオはポルトガルの海外領土だったことなどもあり、中国本土との移動にはいまなお出入国の手続きが必要です。香港とマカオ間の移動も同様で、たとえば香港国際空港に到着し、いったん香港へ入国すると、マカオへ移動するには香港の出国手続きとマカオの入国審査が必要になります。マカオと中国本土間、香港と中国本土間もしかりです。

 しかし、香港国際空港内から中国本土やマカオへ向かうフェリーへ乗り継ぐ場合、香港への入国審査と香港からの出国手続きは不要で、マカオあるいは中国本土の入国審査のみで済むのです(香港へは未入国のままフェリーに乗り、中国本土・マカオへ入国したという扱いになる)。このとき飛行機に手荷物を預けていたとしても、多くの航空会社が、乗船するフェリーへ載せ替えてくれるサービスに対応しています(航空会社が対応していない場合、いったん香港へ入国してから受け取ることになる)。

 港珠澳大橋を利用する場合、こうしたフェリーとは少々勝手が違います。

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コメント

3件のコメント

  1. 中国色が強い橋だけど、これを9年でつくるってすごいことだと思うよ。(コンクリ事件もあったのに)

    発展衰退国になりつつある日本じゃ無理。

  2. つべで海上コンテナから続々吐き出されるアルファードの動画を見たことあるが、ここ用だったのか。

    • 香港はやけに黒のアルファードが走ってる

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