世界最長海上橋、混雑で入場制限も 香港と珠海・マカオつなぐ港珠澳大橋の現状とは(画像11枚)

場合によってはフェリーのほうが…?

 港珠澳大橋は、これまでのフェリーと比べると時間的に早く、天候に関係無く24時間利用できるという大きな利点があります。しかし、二重の入国審査などで時間がかかり、日中の混雑具合によっては正確な移動時間を判断するのが難しいと言えます。現状では、多少時間を取られても大丈夫な程度に余裕をもって利用するか、運行時間がしっかりと決まったフェリーを利用するほうがいいかもしれません。

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「スカイリモ」の料金は高いが、香港でのイミグレーションを車に乗りながら行えるため、混雑に関係無く空港に到着できる(布留川 司撮影)。

 筆者が利用した2018年11月時点では、港珠澳大橋の「実通過時間」はフェリーの「実乗船時間」よりも短く済みますが、その前後(乗り場への移動、イミグレーションの手続きなど)の時間を考えると、混雑具合によっては、従来のフェリーの方が快適かつ確実な場合もあるようです。

 港珠澳大橋の管理会社では、こうした混雑を改善するために、入場制限のためのチケット事前購入や、香港国際空港からの直接アクセスなど対策を検討しているとのことで、将来的にはより便利になるかもしれませんし、それによって、ここで記した利用方法も変わるかもしれません。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. 中国色が強い橋だけど、これを9年でつくるってすごいことだと思うよ。(コンクリ事件もあったのに)
    発展衰退国になりつつある日本じゃ無理。

  2. つべで海上コンテナから続々吐き出されるアルファードの動画を見たことあるが、ここ用だったのか。

    • 香港はやけに黒のアルファードが走ってる