大きい荷物もOK ウェブ予約する荷物預かりサービス、JR博多駅で実証実験

JR九州がecboと連携し、博多駅で荷物預かりサービスの実証実験を行います。ウェブサービスを活用し、コインロッカーに入らない大きな荷物にも対応するといいます。

「ecbo cloak」を活用

 JR九州は2018年12月20日(木)、博多駅構内で22日(土)から荷物預かりサービスの実証実験を行うと発表しました。

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荷物預かりサービスの実証実験の場となる博多駅構内の旅行カウンター「旅行の窓口」(画像:JR九州)。

 ecbo株式会社と連携し、同社ウェブサービスの「ecbo cloak」を利用。博多駅構内にある旅行カウンター「旅行の窓口」内の専用ブースで、荷物の預け入れを受け付けます。スーツケースで100個ほどを収容できるといいます。

「ecbo cloak」は、荷物を預けたい人と預かるスペースを持つ人をつなぐサービスです。ネットで場所を探して事前に予約し、カフェや郵便局、美容院など多種多様なスペースに荷物を預けられます。予約は当日や複数日の指定も可能です。

 実験期間は12月22日(土)から2019年3月30日(土)まで(12月31日~1月3日は休業)。利用料金は1日1個あたり一律900円(税込)です。コインロッカーに入らないベビーカーや楽器、スポーツ用品といった大きい荷物も対応するといいます。

 JR九州によると、博多駅で同社が管理しているコインロッカーは700口あり、1日あたり1000件を超える利用があるとのこと。しかし、ロッカーが空いていないという声や、ロッカーに入らないスーツケースなどを抱えた利用者がいることから、今回の取り組みに至ったといいます。JR九州は、この実験を通じて利用者の利便性向上を図るとともに、荷物預かりなどに関する多様なニーズを把握し、今後の事業展開にいかしていく方針です。

【了】

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