軽井沢スキーバス事故から3年、業界どう変化 「安全競争」加速、事業者の淘汰も

長野県軽井沢町の「碓氷バイパス」で、スキー場に向かう貸切バスが横転した大事故から3年が経過。事故を受け様々な制度改正が行われた結果、貸切バス業界や、それを利用する側の意識も変化しています。

「ルールだから仕方なく」から、「選んでもらうため」の安全対策へ

 これまでバス業界には、「安全対策は見えないところで地道に行うもの」「お客様に不安感を与えないよう、安全対策をあえて説明しない」という雰囲気がありました。いまでは、安全への取り組みを可視化し、積極的に説明することで乗客に安心感を与える動きが始まっています。

 前述の「衝突被害軽減ブレーキ」や「ドライバー異常時対応システム」など先進的技術を用いた安全対策についても、バス車両の外側にステッカーなどで表示するためのガイドラインも国によって作られました。今後は、バス事業者どうしが、安全対策を含めた自らの品質を競い合う市場環境を作り上げていくことが必要だと言えます。

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複数のバス事業者が合同で行った事故防止研修の様子(画像:サポートエクスプレス)。

 一方、ほかの業界同様、バス業界でも人手不足が深刻化しています。運行管理体制や車両の安全装置が不十分なバス事業者は運転手からも選ばれなくなり、「人手不足倒産」のリスクさえ生まれています。「規制で決まっているから仕方なくルールを守る」安全対策から、「お客様や従業員から選んでもらうため」積極的な意識で行う安全対策へと、業界全体で舵を切ることこそ、貸切バス業界変革のゴールだと言えるでしょう。

 最後に、この事故で亡くなった方をはじめ被害者、そのご家族の気持ちを思うと、バス業界の関係者として沈痛な気持ちになります。バス業界に関わるすべての人が、真摯に、このような事故の再発防止に努め続けることを願っています。

【了】

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コメント

6件のコメント

  1. このサイトにしては内容がすごくよく勉強になる記事。

    鉄道マニアが知識自慢のために書いた記事とは大違い。

  2. 全てはバス業界を長年に渡り甘やかして放し飼いしてきた監査の堕落が引き起こした当然の事故だろ

    ドライバーの大型経験不足にケツを持ってくなら身内の公安でも吊し上げろよ、死人に口無し事故調査報告

  3. そもそも観光バスの規制緩和がされたのが、小泉・竹中ラインによるグローバリズム勢力への売国政策であった。軽井沢の事故の犠牲者はこいつらにコロコロされたといっても過言ではない。

    観光バスだけでなく、様々な分野で日本の安心・安全を守る規制が緩和されてしまった。グローバル勢力は配下のマスゴミや官僚たちを使って一般庶民を騙し、彼らとって都合の良い政策を進めようとしてきた。そろそろ日本人は騙されていることに気付いて行動を起こすべきだ。

  4. ドライバーも集まらないのに車売りたさに増車申請だけが過剰に受理されるのが大きな間違い、そんで事故=運行監理?

    バカじゃねーの?

    物流こそ法令違反の上に成り立つ需要の受け皿に対して国土交通省は見て見ぬふりして事業者が身構えるような監査をして何が炙り出せると言うのか

    更に最悪なのは人が集まらなければ車を緩和で大きくしてしまえ!だからな

  5. 三つ星マークも場合によっては無意味だけどね。

    三つ星A社の続行(傭車)が一ツ星の子会社だったり、

    会社そのものは三つ星でも、

    肝心の運転士が75歳とか、

    若くても実は持病持ちなんて例がいくらでも。

  6. とりあえず、

    利用者は自分の命守る為にシートベルトは締めよう。(それで軽井沢事故が死傷者ゼロになってたとは思えないが、少しは無事な人が増えてたはず)

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