興福寺中金堂が300年ぶりの再建 奈良で文化と「うまいもん」を巡る(写真88枚)

JR東海が展開している奈良の観光キャンペーン「うまし うるわし 奈良」で、歴史や文化だけでなく、景観や食といった奈良の魅力を知るプレスツアーに参加。冬の古都を巡りました。

再建が完了した興福寺中金堂へ

 歴史と文化が折り重なった古都「奈良」は、景観や食もまた魅力。JR東海が展開する観光キャンペーン「うまし うるわし 奈良」では、「天平の朝」をテーマに鮮やかな朝焼けから始まる「興福寺中金堂編」のCMが東京・静岡地区で放映されています。

 そんな「うまし うるわし 奈良」について、2019年1月に開催された「運慶・快慶作の仏像鑑賞と奈良のうまいもん巡り」の2日間プレスツアーに参加しました。1日目は奈良市内、2日目は奈良市外を巡ります。

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2018年に再建が完了した興福寺の中金堂(2019年1月16日、伊藤真悟撮影)。

 プレスツアーの1日目は、奈良市内のお茶屋「つるや」のランチからスタート。閑静な旧市街に位置する「つるや」は、奈良の芸妓 菊乃さんがプロデュースするお店です。メニューは赤米や奈良の食材にこだわっているとのこと。「昼御膳」(1800円)、「花懐石」(3000円)、「極懐石」(5000円)の3種類で、いずれも予約が必要です(価格はすべて税込)。

 興福寺では、2018年に再建が終わった中金堂を見学。中金堂は1717(享保2)年に大火で焼失し、1819(文政2)年に仮堂が建てられましたが、2000(平成12)年に老朽化のため解体。2010(平成22)年に再建を開始し、2018年に完成しました。堂内には、木造の釈迦如来坐像などが安置されています。ちなみに柱は、カメルーンから輸入したケヤキが使われているそうです。

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「つるや」のランチ。
通常は非公開の興福寺北円堂。
興福寺の国宝館。

 興福寺の北円堂は、鎌倉時代に活躍した仏師、運慶が制作した弥勒仏像が置かれています。通常は非公開ですが、4月20日(土)から5月6日(月・休)までと7月7日(日)には特別公開が予定されています。

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