タワマン等で利用者3倍、混雑激化の都営大江戸線勝どき駅に新ホーム完成! 改善なるか

タワーマンション誕生などで利用者が増加し混雑する都営大江戸線の勝どき駅に、新ホームが完成。方面別になり、混雑緩和が図られます。あわせて、南北で別々だった地下1階コンコースも一体化。利便性が向上します。

地下1階コンコースは一体化

 利用者が2000(平成12)年12月の開業時から3倍以上に増えている都営大江戸線の勝どき駅(東京都中央区)。混雑が激しいこの駅に2019年2月11日(月・祝)、新しいホームが加わります。東京都交通局が8日(金)、増設するホームやコンコースなどを報道陣に公開しました。

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都営大江戸線 勝どき駅の増設されたホーム(2019年2月8日、伊藤真悟撮影)。

 現在の勝どき駅ホームは、ひとつのホームを挟むように線路が敷かれており、両国方面行きと大門方面行きの列車が発着しています。しかし混雑が激しくなってきたことから、現ホームの南側にホームを増設。現ホームを両国方面行き用に、新ホームを大門方面行き用にして、混雑の緩和を図ります。

 ホームの増設とともにコンコースも変わります。晴海通りを挟んで南北に分かれている地下1階コンコースが、今回の改良工事で一体化。これにより2か所ある改札のどちらを利用しても、すべての地上出入口に行けるようになり、利便性が向上します。また、あわせて地上出入口が1か所新設されます。

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新しい改札口。
新しい駅務室。
駅務室に設置された救護室。

 勝どき駅の1日平均乗降人員は、開業した2000(平成12)年度は約3万人でしたが、駅周辺に商業施設「晴海トリトンスクエア」やタワーマンションなどが建設されたことにより、2017年度には3倍以上の10万2315人に増加。大江戸線では新宿駅、大門駅に次いで3番目の多さとなっています。東京都交通局は、駅混雑の抜本的な解決を図るため、2011(平成23)年度から同駅の改良工事を進めてきました。

「ホームが分かれることで混雑が緩和され、また、コンコースを一体化することで改札口から両国側、大門側のどちらにも出られるようになりますので、お客様としても使い勝手の良い駅になるのではないかと思います」(東京都交通局 建設工務部計画改良課改良担当課長 平野 隆さん)

 新しいホームとコンコースの使用開始は、2月11日(月・祝)の始発列車からです。なお今後も、既存ホームへのエスカレーター設置など駅改良工事は続けられます。完成は2020年6月ごろの予定です。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. ここに来て、ミニ地下鉄仕立てが仇になりかねない状況に・・・。