神戸の和田岬線に乗ってみた 休日は2往復だけ「都会のローカル線」、廃止の可能性は

神戸市兵庫区内の兵庫駅から和田岬駅までの1駅を結ぶJR山陽本線の支線、通称「和田岬線」に乗車しました。休日はわずか2往復の「都会のローカル線」ですが、平日は激変。利用者は少なくないですが、廃止の話も出ています。

客が少なくても維持できる理由

 兵庫県の統計資料などによると、和田岬駅の1日平均乗降人員(2016年度)は約9600人です。しかし、列車1本の利用者数を記者(草町義和:鉄道ライター)の体感と同じ20人とすれば、乗降人員は上下2往復しかないとしたら、80人くらいのはず。統計とは大きな隔たりがあります。

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通勤客で混雑する平日朝の和田岬駅ホーム(2019年1月28日、草町義和撮影)。

 その理由は平日にありました。翌日の1月28日(月)朝、和田岬行き普通列車に乗ろうと兵庫駅の和田岬線ホームに向かうと、大勢の人が電車に乗り込んでいました。座席と通路はほぼ埋まり、混雑率はほぼ100%といったところでしょうか。

 和田岬駅に到着すると、客の多くは目の前にある工場(三菱重工業の神戸造船所)へと歩いて行きました。和田岬線は、臨海部の工場で働いている人たちの通勤輸送に特化した路線だったのです。

 列車の本数も休日こそ2往復ですが、平日は17往復、土曜は12往復あります。ただし運行はいずれも朝と夕夜間に集中していて、日中はありません。

 和田岬線は、いまから130年近く前の1890(明治23)年7月8日、山陽鉄道(現在の山陽本線)の貨物支線として開業しました。旅客列車は1911(明治44)年から運行を開始。かつては機関車が客車を引っ張っていましたが、1990(平成2)年にはディーゼルカーに置き換えられ、2001(平成13)年からは電車で運転されています。

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機関車が客車をけん引していたころ(1989年9月)の和田岬線。
川崎重工の工場につながっている線路。

 ちなみに沿線には、鉄道車両を製造している川崎重工業の工場もあり、工場内の線路は和田岬線に接続。年に何回かは、工場で製造された新しい鉄道車両が機関車にけん引されて和田岬線の線路を走り、全国各地の鉄道事業者の元に届けられています。

【地図】休日2往復! 和田岬線のルート

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コメント

1件のコメント

  1. 結局は通勤客のことを軽視して地下鉄に誘導したいが為に廃止を求めている。。。ということか。

    新長田は快速すら止まらないし、地下鉄に乗り継ぐことで運賃も大幅に上がることだろう。

    まず廃止はないと思う。

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