阪神高速なのに「京都線」なぜ? 「飛び地」状態、NEXCO移管と一部無料化で変化へ

大阪・兵庫を中心とする阪神高速道路ネットワークのなかで「飛び地」となっていた8号京都線が、京都市とNEXCO西日本に移管されます。そもそもなぜ、阪神高速が京都に路線を持っていたのでしょうか。

本来は「京阪神」高速道路だった?

――なぜ大阪から京都へ延伸する形にしなかったのでしょうか?

 当社のネットワークは、まず大阪、神戸市街をある程度整備してから、両都市間をつなげる路線を建設しています。その経緯からしても、まず京都市内のネットワークを建設してから、大阪とつなげる計画だったのでしょう。しかしながら、京阪連絡道路の計画は進展していないほか、京都市内の他路線も、いったんは都市計画が決定したものの、その後に見直されています。

――今回なぜNEXCO西日本に移管されることとなったのでしょうか?

 2016年に国土交通省の「社会資本整備審議会」において、管理主体の整理が必要とされたことがきっかけです。特に関西圏は、東京圏と比べても多くの道路管理者が存在します。高速道路として一体的なネットワークを形成している路線においては、管理主体をできるだけ統一し、料金をシームレス(継ぎ目なく)にすることが、お客様の利便性につながるとされ、管理の移管が図られました。

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京都線の路線図(画像:阪神高速道路)。

※ ※ ※

 2019年4月以降、NEXCO西日本へ移管される区間(鴨川東~巨椋池)は、460円(普通車料金。以下同)の固定料金から、接続する第二京阪道路と同じく走行距離に応じて加算する対距離制料金に移行します。たとえば城南宮南~巨椋池間3.4kmは380円と従来より割安に。鴨川西~巨椋池間6.8kmの場合は新料金で490円となりますが、「激変緩和措置」として460円の上限料金が適用されます。

 ちなみに、2019年4月からは京都線のほか、大阪府道路公社と奈良県道路公社が管理する第二阪奈有料道路(西石切~宝来)も、NEXCO西日本へ移管されます。こちらも従来の区間料金制から、NEXCOの水準に基づく対距離制料金へと移行するものの、「激変緩和措置」として現行料金を上回らないよう据え置かれます。

【了】

【路線図】幻の「京都高速道路」「京阪連絡道路」

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