「高輪ゲートウェイ駅」周辺の開発が本格始動 JR東日本のプロジェクトが都市計画決定

複数の建物を「日本列島の島々」に見立てる

 JR東日本によると、街全体のデザイン指針として、各街区の複数建物を「日本列島の島々」に見立てて「アーキペラーゴ(列島)」を創出。さらに、かつて海岸線であった場所の記憶を想起させる滑らかな「フロー(流れ)」のような歩行者ネットワークを整備するといいます。

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港南側(東側)から4街区の南棟(左)と北棟(右)を望む(画像:JR東日本)。

 低層部は各建物の豊かな緑を連ねることで、都市に“緑の丘”を構築。高層部は頂部に統一した動きをつくり、各建物が個性を持ちながらも「群としての一体感」を表現。高輪ゲートウェイ駅前は、「エキマチ一体まちづくり」の象徴として、和を感じられるデザインの新駅と、緑豊かで滑らかな曲線を持つ4街区建物によってつくり出される「360度の広場空間」を形成するということです。

 街の中心となる4街区のデザインは、Pickard Chiltonと検討。外装は「象徴的なアイデンティティの創出」「ヒューマンスケールな空間表現」「海岸線を想起させる全体デザインに調和する『フロー』が生み出す良質な空間形成」をデザインの指針としています。

 品川開発プロジェクト(第1期)は、2020年ごろの工事着手を目指して関係各所と調整が進められます。「まちびらき」は2024年ごろの計画です。

【了】

【画像】「品川開発プロジェクト(第1期)」の概要

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コメント

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4件のコメント

  1. この開発だけは失敗して欲しい。

  2. とにかく駅名と地名を令和にしろ。

  3. 近くに競馬か競輪でもあるかのような駅名だな

  4. まああれだけどこぞのエッセイストたちがマスコミやらなにやらに取り上げられてネットで反対署名活動した割に、1ヶ月間で大塚駅の乗車人員より少ない署名しか集まらなかったわけですから、大多数にとって駅名の問題はどうでもいい話なんでしょうね。

    ただあの広大な空き地を開発するとなると自ずと周辺の環境も一変するでしょうから(ちょっと前なら「イオンができたら半径数キロの地場商店が壊滅した」的な?)、最終的には良くも悪くもしっくりくる名前なんじゃないかな~と。