【「平成」と乗りもの】廃止続いたローカル線 令和は「新しい交通体系」考える時代に? 見えた光

平成の初頭には「希望」も見えていたローカル線。しかしその時代を通じ、多くのローカル線が廃止されました。さまざまな施策が行われているものの、問題解決の決定打はまだ見えません。しかし令和時代を迎えるなか、新しい動きも出てきました。

鉄道廃止後、その代わりとして走るバスも厳しい状況

 廃止されたローカル線の代替バスも、厳しい状況が続いています。

 北海道羽幌町を拠点とする沿岸バスは、1987(昭和62)年に廃止された国鉄羽幌線に代わる路線バスを運行していますが、利用者数(羽幌線の留萠~羽幌間に相当する区間)は1995(平成7)年度から2016年度までの約20年間で半分以上も減少。国や沿線自治体からの補助金で赤字を埋めている状態です。

 そうした状況を打破しようと、沿岸バスはオリジナルの「萌えキャラクター」を券面にデザインしたフリーきっぷを販売したり、バスの車体をキャラクターで装飾したりして、地域外からの利用者の誘致を図っています。

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羽幌線の羽幌駅跡に整備された沿岸バスのバスターミナル(2015年9月、草町義和撮影)。

 しかし、同社営業部の斉藤 寛さんは「フリーきっぷの販売は収入の減少を鈍化させてはいますが、利用者はかなり減っています。補助金の交付が前提ですが、通学や通院の時間帯に走るバスは何とか維持していきたいと思っています」と話し、ローカル線の代替バスも厳しい状況にあることを示しました。

 平成の30年間で、ローカル線を維持する、あるいは廃止後も地域の足を確保すべく、さまざまな取り組みが行われてきましたが、多くの場合で沿線人口の減少にともない利用者も減少しており、安定的に公共交通事業を運営するための決定打になっているとは言い難い状況です。しかし人口減少問題は、鉄道会社やバス会社でどうにかできることではありません。

【画像】こんなに減った… 目で見る北海道路線網の変遷

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コメント

1件のコメント

  1. バブル絶頂だった平成初頭ではあまり想像もつかなかった少子高齢化と人手不足。。。

    令和初頭はコストがかからない無人運転なんかが主体になっていくのだろうか。

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