【「平成」と乗りもの】廃止続いたローカル線 令和は「新しい交通体系」考える時代に? 見えた光

平成の初頭には「希望」も見えていたローカル線。しかしその時代を通じ、多くのローカル線が廃止されました。さまざまな施策が行われているものの、問題解決の決定打はまだ見えません。しかし令和時代を迎えるなか、新しい動きも出てきました。

自治体自ら「鉄道廃止」を提案する例も

 平成の終わりになって、ローカル線をめぐる新たな動きも見られるようになりました。

 北海道の夕張市は、市内を走っていたJR石勝線夕張支線の廃止(2019年4月)と、周辺バス交通の再編をセットにして公共交通の改善を目指しています。この鉄道廃止は、JR北海道から好条件の支援を得るべく、前市長が自ら同社へ提案したものです。

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2019年3月31日をもって営業を終えた石勝線の夕張駅(2007年2月、恵 知仁撮影)。

 多くの場合、ローカル線の廃止とバス化が鉄道事業者から提案されると、沿線の自治体は強い反発を示します。同じJR北海道の路線である札沼線 北海道医療大学~新十津川間(2020年5月廃止予定)の場合、2016年にJR北海道が事実上のバス転換を提案しましたが、沿線の自治体は反発。本格的な協議が始まったのは2年後の2018年からでした。鉄道の廃止で「地域が不便になって衰退するのでは」という“不安”は大きく、沿線自治体と住民の意見合意には一般的に長い時間を要します。

 こうしたなかで、夕張市のように沿線自治体から鉄道の廃止を提案するというのは異例のこと。その、より利便性の高い交通体系の実現に向けた「鉄道ありき」ではない判断は、全国の自治体に影響を与えるかもしれません。

【了】

【画像】こんなに減った… 目で見る北海道路線網の変遷

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コメント

1件のコメント

  1. バブル絶頂だった平成初頭ではあまり想像もつかなかった少子高齢化と人手不足。。。

    令和初頭はコストがかからない無人運転なんかが主体になっていくのだろうか。

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