タイヤのパンク救援急増 「修理できない」「空気圧不足3台に1台」なぜこうなった?

自動車のパンク救援が急増しています。応急修理の方法がわからない、という側面もありますが、そもそも整備不良のクルマが多い模様。業界団体は、たとえ自分で点検しなくても、月1回は空気圧チェックをしてほしいと呼び掛けています。

空気圧不足の燃費悪化は「ガソリン7円高」に匹敵?

 タイヤのパンクにつながりやすい、空気圧不足のまま走行しているクルマが少なくない、という実態もあります。JATMAでは毎年4月、高速道路SA・PAなどで一般のクルマを対象としたタイヤ点検を行っていますが、過去の総点検台数のうち乗用車全体の28.8%、およそ3台に1台が、空気圧不足のまま走行していると分析しています。

「自転車をイメージするとわかりやすいですが、空気圧が充分でないとタイヤがたわみ、走るのが重く感じるでしょう。クルマもそれと同じで、空気圧不足は燃費を悪化させ、重大事故を引き起こす要因になります」(JATMA)

 JATMAによると、タイヤの空気圧が適正値より50kPa(キロパスカル。空気圧表示に用いられる国際単位)低いと、燃費の悪化により、通常より4円から7円ほど高いガソリン(1Lあたり150円で計算した場合)を使用しているのと同等の燃料代になるとのこと。また操縦安定性も低下するほか、タイヤの損傷や劣化にもつながりやすく、危険な事故を引き起こしかねないといいます。

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そのクルマの指定空気圧は、ドアの金具付近などに表示されている(乗りものニュース編集部撮影)。

 近年は、タイヤを横から見た際のゴムの厚みが小さい偏平タイヤが増えており、目視ではタイヤのたわみが判別しにくくなっているそうです。「空気が入っている限り、たとえ乗っていなくても、時間が経てば抜けてくることは避けられません。月1回はエアゲージを用いて空気圧をチェックすべきです」とJATMAは話します。

【了】

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