京阪鋼索線、車両デザインを一新 10月には通称「男山ケーブル」と駅名も変更

石清水八幡宮に向かう京阪鋼索線の車両デザインが一新されます。太陽と月の光をモチーフに、愛称も「あかね」「こがね」と設定。「男山ケーブル」の通称や、八幡市駅、男山山上駅の名称も変わります。

車両愛称は「あかね」「こがね」

 京阪電鉄と京阪ホールディングスは2019年5月14日(火)、鋼索線(男山ケーブル)について、リニューアル工事にあわせて車両デザインを一新し、さらに通称と駅名を変更すると発表しました。

 男山ケーブルは、京都府八幡市内で八幡市駅と男山山上駅を片道約2分半で結ぶケーブルカーです。おもに石清水八幡宮の参拝客を運んでいます。リニューアル工事のため、5月27日(月)から6月18日(火)までは運転を休止し、タクシーによる代行輸送が行われます。

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ケーブルカーの新デザインイメージ(画像:京阪電鉄)。

 車両デザインは、運転を再開する6月19日(水)から変更。コンセプトは「陽(赤)の遣い」と「月(黄)の遣い」です。片方が上ると片方が下るケーブルカーを太陽と月に見立てて、陽の光と月の光、石清水八幡宮の社殿の朱と金、京阪特急の赤・黄の組み合わせをモチーフにしています。

 車両の愛称を新たに設定。陽(赤)は「あかね」、月(黄)は「こがね」です。外観はいずれもメタリックフィルムのラッピングで「ひかりの情緒感と神聖さ」を表現するとのこと。側面の模様は、男山の神秘感と歴史の積層、車両が上昇する感じをイメージしたというオリジナルの霞文様が採用されます。石清水八幡宮で神のつかいとされる「阿吽の鳩」と、御神紋「流れ左三つ巴」をモチーフとしたシンボルマークも配置されます。

 内装も外観と同様、赤と黄の色相をモチーフにデザイン。座席表地もオリジナルの霞文様を採用し、車内外で一貫性のある世界観を表現します。

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内装イメージ(画像:京阪電鉄)。
外観イメージ(画像:京阪電鉄)。
シンボルマークのイメージ(画像:京阪電鉄)。

 10月1日(火)には、鋼索線の通称が男山ケーブルから「石清水八幡宮参道ケーブル(略称、参道ケーブル)」に変わります。駅名も、八幡市は「ケーブル八幡宮口(はちまんぐうぐち)」に、男山山上は「ケーブル八幡宮山上(はちまんぐうさんじょう)」にそれぞれ変更される予定です。駅名変更にあわせて、両駅舎の一部美装化も行われます。

 なお、10月1日(火)には京阪本線の八幡市駅も「石清水八幡宮」駅に改称される予定です。

【了】

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