米軍艦「ワスプ」どんな艦? 海自「かが」に続きトランプ大統領が乗艦した大きな意義

アメリカのトランプ大統領が来日し、横須賀にて海上自衛隊の「かが」、続けてアメリカ海軍の「ワスプ」へ乗艦しました。「ワスプ」は初の横須賀寄港で、このために呼ばれたともいえます。その背後にはもちろん、大きな意味があります。

「『ワスプ』+F-35B」と新しい「打撃力」のコンセプト

「ワスプ」は近年、アメリカ海軍史上初めてとなることをふたつ実施しています。ひとつは、最新鋭のステルス戦闘機「F-35B」を搭載して前方展開(紛争の発生を未然に抑止する目的で友好国に部隊を配備すること)を行ったことです。

 2018年3月、「ワスプ」はアメリカ海軍の艦艇としてはじめてF-35Bをともなっての実任務に就きました。この「『ワスプ』+F-35B」という組み合わせが持つ意義については詳しく後述しますが、この前方展開に関して、実は「ワスプ」でトランプ大統領が行った演説でも次のように紹介されました。

「『ワスプ』は、昨年(2018年)これら最新鋭の航空機(F-35B)を配備した初めての艦となったときに、歴史を作った。おめでとう、君たちは最新の装備を持っている」

 わざわざ大統領の演説に盛り込まれるほどに、アメリカ軍にとっては重要なできごとであったことがうかがえます。

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横須賀基地で「ワスプ」に降り立ったトランプ大統領(画像:アメリカ海軍)。

 もうひとつの史上初は、「ワスプ」を中心とする部隊が、「攻撃力向上型遠征打撃群(Up-gunned ESG)」と呼ばれるコンセプトをはじめて実証したことです。このコンセプトについて見ていくためには、まずアメリカ海軍の編成について見ていかなければなりません。

 通常、アメリカ海軍は必要な場所へ海兵隊を上陸させるための態勢として、「ワスプ」のような強襲揚陸艦1隻と、海兵隊の部隊や車両を多数搭載するドック型揚陸艦および輸送艦各1隻の合計3隻からなる「両用即応群(ARG)」を編成します。さらに、この両用即応群に護衛のイージス艦や潜水艦を織り交ぜたものを「遠征打撃群(ESG)」といい、これによりアメリカ海軍は対地、対艦、対空、対潜とあらゆる領域への作戦を1つの部隊により行うことを可能としているのです。

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コメント

2件のコメント

  1. ワスプって本土に帰るんじゃなかったけ?

  2. WASPってホワイト・アングロ・サクソン・プロテスタントの頭文字じゃなかったっけ? 頭から人種差別のように思えるんだが、私の間違いか? (アシュラ王

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