東京駅延伸なるか? 開業15年目のつくばエクスプレス、この先の展望は

つくばエクスプレスは、東京を起点とした常磐新線がベース

 つくばエクスプレスの整備計画は、1985(昭和60)年の「運輸政策審議会第7号答申」で示された「常磐新線」から始まります。この計画は、東京駅を起点に秋葉原、浅草、北千住、埼玉県八潮市南部、三郷市中央部、千葉県流山市南部、柏市北部を経由して茨城県守谷町を結び、将来的に筑波研究学園都市まで延伸するというものでした。

 鉄道空白地帯に新線を建設して一体的に沿線開発を行うアイデアは、1960年代後半の「通勤新幹線」構想や、1970年代初頭の国鉄「開発線」構想までさかのぼります。ただ、これら計画が新宿駅を中心とした新たな交通ネットワーク構築を目指していたのに対し、「常磐新線」は常磐線の輸送力増強(混雑緩和)と沿線開発を目的に、茨城県の主導で検討が進められました。

 1988(昭和63)年に沿線自治体の出資で第三セクターを設立して、第1期区間「秋葉原~筑波研究学園都市間」を整備する基本フレームが決定。この時、バブル経済の影響で都心の地価が高騰していたことから、建設費を削減するためにターミナルを秋葉原に変更し、また都心の住宅不足に対応して開発効果を高めるため守谷~筑波研究学園都市間を同時に建設することになったのです。

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