東京駅延伸なるか? 開業15年目のつくばエクスプレス、この先の展望は

秋葉原~つくば間を結ぶつくばエクスプレス。開業以降、沿線の宅地開発が進み、利用者が急増しています。この路線はそもそも東京を起点とする「常磐新線」として計画されたものですが、東京延伸は実現するのでしょうか。

利用者の増加が続くつくばエクスプレス

 つくばエクスプレスが好調です。2018年度の乗車人員は1日平均38.6万人で、開業した2005(平成17)年度の1日平均約15万人から2.5倍以上に増加しました。当初、「開業20年で黒字化、40年で累積赤字解消」という目標を掲げていましたが、実際には4年後の2009(平成21)年度に単年度黒字を達成すると、開業から12年後の2017年度に累積赤字を解消してしまったのです。近年の鉄道整備プロジェクトでまれに見る成功と評価できるでしょう。

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つくばエクスプレスで使用されるTX-2000系電車(左)とTX-1000系電車(2008年11月、伊藤真悟撮影)。

 さらにつくばエクスプレスでは、沿線人口が2030年代まで増え続け、さらなる利用者の増加が見込まれることから、混雑緩和を図るために現在の6両編成から8両編成に増強する事業に着手。2030年代前半の完成を目指すとしています。

 こうなると、編成増強とあわせて期待されるのが、路線の延伸です。現在の起点、秋葉原駅(東京都千代田区)は、JR山手線、京浜東北線、総武線と東京メトロ日比谷線が結節する交通の要衝ではありますが、いずれも「各駅停車」の近距離電車であり、ターミナルとしての物足りなさは否めません。しかもつくばエクスプレスの駅は地下約35mという大深度にあり、二重高架構造のJR秋葉原駅への乗り換えは一苦労です。秋葉原からもう少し先まで線路が伸びれば、他路線への乗り換えを含め利便性は大きく向上し、さらなる利用者増につながるはずと思う人も多いでしょう。

 実際、つくばエクスプレスには秋葉原~東京間の延伸計画が存在します。

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