バスの緊急停止システムが進化 ドライバーの異常を顔認証で判断、自動停止へ 日野

手動スイッチだけでなく、自動停止機能も備わりました。

 日野自動車は2019年6月14日(金)、大型観光バス「セレガ」を改良し、商用車で世界初となる自動検知式「EDSS(ドライバー異常時対応システム)」をはじめとする先進安全装備を拡充させ、7月1日(月)に発売すると発表しました。

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改良型が発売される日野の大型観光バス「セレガ」(画像:日野自動車)。

「EDSS」は、日野が2018年7月発売の「セレガ」で商用車として世界で初めて実用化したシステムです。ドライバーの体調急変などにより運転が困難になる事態を想定したもので、運転席および最前列客席にある「非常ブレーキ」ボタンを押すと、徐々に減速し、車両を自動で停止させます。今回の改良では、AI(人工知能)技術によりドライバーの顔認識を行うことで、ドライバーの状態と車両の挙動を自動検知し、危険な状態であると判断した場合に車両を自動で減速・停止させる機能を備えました。

 そのAIによる判断を支えるのが「ドライバーモニターII」と呼ばれるシステムです。従来型と比べて顔検出の性能や画像解析の精度が向上するとともに、カメラの設置個所が顔を認識しやすい位置に変更されています。これにより、ドライバーの顔向きや眼の開閉状態に加え、運転姿勢崩れも検知することが可能に。サングラスやマスク装着時の検知能力も向上し、前方不注意を検知すると警報で知らせるといいます。

 なお、新しい「セレガ」の東京地区希望小売価格は、6速AMT(機械式AT)のスーパーハイデッカー(座席11列)仕様が4953万4200円、7速AMTのハイデッカー(座席12列)仕様が4291万8120円(いずれも税込)です。

【了】

【画像】バスが自動停止する「ドライバー異常時対応システム」作動イメージ

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