日本唯一、砂浜をゆく高速バス 「北陸道グラン昼特急」和倉温泉行き特別便がスゴイ!

大阪から金沢を経て、和倉温泉まで延長運行される「北陸道グラン昼特急大阪号」の特別便は、途中で砂浜を走るという日本唯一の高速バスです。単なる移動手段ではなく、乗っているだけで中能登地方の観光を楽しむことができます。

自動車道を降りてまもなく、砂浜へ!

 西日本ジェイアールバスが大阪・京都~金沢間を中心に運行する高速バス「北陸道グラン昼特急大阪号」に、金沢から石川県七尾市の和倉温泉まで延長運行する特別便が存在します。土休日と繁忙日に、大阪発の1本のみが運行されるというこの便、ルートもちょっと変わっています。なんと、途中で砂浜を走るのです。

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千里浜なぎさドライブウェイをゆく「北陸道グラン昼特急大阪号」和倉温泉行きの車内から(2019年5月、宮武和多哉撮影)。

「北陸道グラン昼特急大阪号」の和倉温泉行きは、土休日の朝8時に大阪駅を出発し、北陸道を経由して金沢駅東口へ向かいます。ここまでは通常便と同じです。金沢駅東口で客の乗降を終え14時ちょうどに発車したバスは、金沢市内を北上して内灘IC(石川県内灘町)から自動車専用道の「のと里山海道」に入ります。この道路も海沿いの高台を走るため見晴らしは良いのですが、特別便のお楽しみはここから。20分ほど走った今浜IC(同・宝達志水町)にて、のと里山海道を降りたバスは、まもなく防風林を抜け砂浜に入っていきます。

 ここは「千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ」と呼ばれ、約8kmにわたって砂浜を自動車で走れるという、世界でも珍しい場所です。その秘密は千里浜海岸のきめ細かい砂にあります。一般的な砂の半分から4分の1程度と細かく、しかも水気を帯びると固く締まるため、十数トンのバスでもタイヤが埋もれることなく走行できるほどの硬さが保たれているのです。

 こうしたウンチクは、バス車内でディスプレイの映像とともに流れる観光案内のアナウンスが教えてくれます。金沢駅出発後のバスは、それまでと打って変わって、こうした案内が要所で行われる観光仕様になっているのです。また、夜行バスにも使われる新型リクライニングシートを採用した「グラン昼特急」シリーズの座席は、存分に足を伸ばせるほど広々としており、「波打ち際から数mの場所で、バスのリクライニングシートに寝そべって海を眺める」という体験は、まずここでしかできないでしょう。

「千里浜なぎさドライブウェイ」を10分ほどで通過したあとは、縁結びで知られる能登国の一之宮、気多大社(石川県羽咋市)にて休憩です。ここではひと通りの参拝をしたり、「恋みくじ」を引いたりすることもできます。

【写真】「バスが砂浜へ突入」の一部始終

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コメント

2件のコメント

  1. チト車には厳しい環境だが良いアイディアだな

    • なんといっても砂の上だし、素人目には確かに不安になりますな。