大破の陸自ヘリ何を訓練? エンジン停止でも即墜落させないオートローテーションとは

陸上自衛隊のヘリコプターが訓練中に不時着、大破しました。飛行中のエンジン停止を想定した訓練と見られますが、そのような状況でもすぐには墜落させない、ヘリやティルトローター機などに特有の緊急着陸の技術があります。

大破機には何が起きたと考えられる?

 一方で今回、大破したUH-1Jには1基しかエンジンがありませんから、オートローテーションに備えた訓練は比較的、重要となります。UH-1Jは幸いにも、これまで飛行中のエンジン停止を主要因とする不時着・墜落事故が発生したことはありません。今回の大破事故においては、報道されたようなオートローテーション訓練中のものであったとするならば、実際にはエンジンは停止させず出力だけを下げた状態で行ったものと考えられます。

 現時点において事故原因を断定することはできませんが、2名のパイロットが負傷しなかった事実や、テールブーム(機体後方のテールローターへつながる部分)が大きく破損している状況から、フレア時において何らかの原因でテールストライク(尾部接地)が発生し、不時着に繋がったのではないかと筆者(関 賢太郎:航空軍事評論家)は推測します。

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UH-1J多用途ヘリコプターは乗員2名に加え、最大11名が搭乗可能。(画像:陸上自衛隊)。

 なお陸上自衛隊はこれまで、主力ヘリコプターとしてUH-1シリーズを約50年にわたり運用、初期型のUH-1B、大型化したUH-1H、独自の国産型UH-1Jと調達を重ねてきました。UH-1B、UH-1Hはすでに全機が退役、また2019年にはUH-1Jの後継となる第4代目のUH-2(プロトタイプのXUH-2)が初飛行しています。UH-2は名称こそ異なりますが同じUH-1シリーズの血を継承した発展型であり、見た目も非常によく似ています。一方で近年の島しょ防衛重視の流れから、エンジン停止が致命的事故につながりやすい海上での作戦を見越し、双発化(エンジン2基搭載)されるなど、大きく設計が見直されています。

【了】

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コメント

4件のコメント

  1. 説明記事はありがたいのだが、

    物理弱くて何書いてんだかさっぱりわからん。

    模式図に書いてくれ

  2. オートローテーションって、本当に有効なのでしょうか。これで、で助かった件数はどのくらいで、墜落事故総数と比較してどうなのでしょうか。

    オートローテーションは、エンジンのみ止まり、その他(駆動系、油圧系、制御系等)は正常、というときに役に立つものでしょう。

    現在の品質管理、整備状況等で、このような状況は起こりえるのでしょうか。

    事故を起こす可能性がある訓練を行う、しかし、実際に有効かわからない、なら、やめた方が安全となりませんか。

    • たまたま1回事故ったからヒステリックな反応をする

      まるで日刊ゲンダイや室井佑月のような

  3. ヘリコプターにおいてオートローティションの操縦習得は必須です。飛行機だとエンジンが止まっても翼で滑空して着陸出来ますが、翼の無いヘリはこれが出来ません。

    それを可能にするのがオートローティション着陸(操縦テクニック)なのです。今回は訓練中のようなので、単に操縦技術の未熟か、天候(風)によるものかと。

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