「カブトムシを機内に」「成田と間違えて」難題どう対応? ANA羽田トップ係員の答えは
ANA地上スタッフ、その頂点となった決め手は
今回は社外審査員として、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などに出演している印象評論家で元CA(キャビンアテンダント)でもある重太みゆきさんも駆け付けました。審査終了後の講話では、ANAスタッフに「モテ仕草」の課外授業を実施しました。
今回の「Haneda's Prideコンテスト」では、準グランプリに青木 唯さん(国際線5課)と田中彩美さん(国内線1課)、特別審査員賞に佐藤花穂さん(国内線2課)、そしてグランプリに城谷友加里さん(国際線6課)が選ばれました。
城谷さんは、今回3回目の出場。シナリオは「シカゴに行くため、20年ぶりに羽田空港に来た中年男性」に対応するというもので、新規開設する路線や空港設備、渡航書類について的確に説明したうえ、ANAの良さを「愛情たっぷり」にアピールしたことがグランプリ受賞の決め手になりました。城谷さんは「いかにANAを好きになってもらうか、考えながら応対しました」と自身の対応を振り返っています。
ANAは、イギリスの航空格付け会社SKYTRAX社の2019年「ワールド・エアライン・アワード」で、空港スタッフのサービス品質の高さが評価され、空港サービス全般において最高評価の「ワールド・ベスト・エアポート・サービス」賞を受賞しました。
その「世界最高」評価のANA、そしてそのなかでも一番利用者の多い羽田空港で働く地上スタッフは、実際の勤務で一番印象に残ってこととして「遅延が発生して乗り継ぎが困難な利用者が、10年ぶりに孫に会うと聞いて、助けたいとの思いから、現場のチームみんなで何とか乗り継げるよう全力を尽くしたこと」「子どもを飛行機に一人で乗せたが、見送りができず涙ぐんでいたお母さんがいて、一緒に展望デッキまで見送りに行ったこと」といったエピソードを挙げてくれました。
【了】
コメント