「ワイド周遊券」の魅力を振り返る 1980年代の鉄道旅行節約テク、現在はほぼ無理?

1980年代、安くて便利な国鉄の「ワイド周遊券」は、鉄道旅行にうってつけのきっぷでした。なかには知恵を絞り、貧乏旅行に活用した人も。多くの鉄道ファンを乗り放題の旅に駆り立てたこのきっぷの魅力を振り返ります。

いまもある「ワイド周遊券」的なフリーきっぷ

 多くの鉄道ファンに親しまれたワイド周遊券ですが、国鉄が分割・民営化されて割引商品への考え方が変わると次第に商品力を失い、1998(平成10)年にルールを大幅に改めた「周遊きっぷ」にリニューアルして、1956(昭和31)年の発売以来43年間の歴史の幕を下ろします。新しい「周遊きっぷ」も、JRグループ各社の思惑の違いや旅のスタイルの多様化などから販売数を次第に減らし、2013(平成25)年3月末限りですべて廃止されました。

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青森~札幌間の急行「はまなす」は廃止まで国鉄時代の夜行急行の姿をよく残していた。これは周遊券廃止後に後継商品である「周遊きっぷ」で旅をしたときの写真(2008年6月13日、青森駅で栗原 景撮影)。

 歴史の1ページとなったワイド周遊券ですが、いまも、ワイド周遊券の気分を味わえるきっぷがいくつか販売されています。JR北海道は、在来線特急列車の普通車自由席及びジェイ・アール北海道バス(一部路線を除く)に7日間乗り放題となる「北海道フリーパス」(2万6230円)を販売していますし、JR四国もバスを含む全線に3日間乗り放題となる「四国フリーきっぷ」(1万6140円)を販売しています。

 ワイド周遊券や青春18きっぷのような「乗り放題」のきっぷには、隅々まで活用したくなる魅力が詰まっています。鉄道を目いっぱい楽しむ「乗り放題の旅」に出かけてみてはいかがですか。

【了】

※一部修正しました(8月20日10時10分)。

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コメント

2件のコメント

  1. 所詮、昔の話。

    分割という状況下では、金の取り分でもめるだけ。成立せえへん。

    北海道ワイドなんか、函館本線の運賃の特例がのうなったころと時を同じくして

    値段は変えず有効期間は半分にしおった、ちゅうことは実質倍額アップや。

    もうやめたいちゅう意思表示やな。

    つわものの話があったが、別方向の周遊券を持って行商の人なんかは商談に出かけてたちゅうこともあったそうやが、昔はよかったなちゅうだけのこと。

  2. JR発足日の江差・松前線の旅の写真、後ろのセメント工場と手前の旧引き込み線から、これは五稜郭駅ではなく、上磯駅ですね。

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