伊豆観光列車「ザ ロイヤルエクスプレス」3泊4日で北海道周遊 電源車など新デザインに

北海道で運行する観光列車「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」の概要が決定。札幌発着で十勝や知床、富良野エリアなどを3泊4日かけて巡ります。ディーゼル機関車や電源車のデザインも決まりました。

金曜に札幌を出発、4日間の旅へ

 JR北海道と東急電鉄は2019年8月22日(木)、北海道で運行する観光列車「ザ ロイヤルエクスプレス(THE ROYAL EXPRESS)」の列車デザインやプラン概要が決定したと発表しました。

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「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」列車デザインイメージ((C)ドーンデザイン研究所 画像:東急電鉄)。

 列車は2020年8月に「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」として運行。金曜に札幌を出発し、十勝エリア、知床エリア、旭川・富良野エリアをバスなどとともに巡り、月曜に札幌へ戻ります。3泊4日の周遊プランです。およそ1か月間に4回程度の催行を計画しています。

 列車はJR北海道所有のディーゼル機関車に、JR東日本から東急に譲渡された電源車「マニ50 2186」と、伊豆急行2100系電車を改造した「ザ ロイヤルエクスプレス」を連結します。

 ディーゼル機関車は「北海道の力強く明るく元気な太陽の色・収穫の色」(JR北海道、東急)として、橙(だいだい)・オレンジがメインカラーに。ほかの車両に照明や冷暖房などの電力を供給する電源車は「『ザ ロイヤルエクスプレス』のロイヤルブルーとオレンジを粋につなぐ色」(同)として白・ホワイトが選ばれます。

 車両のほか、一部の駅も装飾が施される予定です。車両と駅の装飾デザインは、「ザ ロイヤルエクスプレス」を手掛けた工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが担当します。

 JR北海道とJR東日本、JR貨物、東急電鉄の4社は、2018年9月の北海道胆振東部地震で被災した北海道の観光振興と地域活性化を目的に、東急の伊豆観光列車「ザ ロイヤルエクスプレス」を北海道で走らせる計画を進めています。「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」の旅行商品は2020年2月に発売予定。発売日や代金は決まり次第、告知されます。

【了】

【画像】駅装飾イメージと周遊ルート

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