地震の影響大きく JR北海道、2018年度も全線区赤字 新幹線も95億円の営業損失

JR北海道が2018年度の線区別収支状況を発表。北海道胆振東部地震など自然災害の影響を受け、新幹線など運輸収入が減少した線区が目立ちました。

地震などの影響は新幹線にも

 JR北海道は2019年9月4日(水)、各鉄道線区の2018年度における収支状況を発表。2018年9月に発生した北海道胆振東部地震や台風21号などで、北海道新幹線(新青森~新函館北斗)の営業収益は2017年度に比べ約3億円減少しました。

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北海道新幹線に使われるH5系電車(画像:写真AC)。

 2018年度における北海道新幹線の営業収益は93億3400万円で、営業費用(管理費含む)は189億700万円。営業損益(同)はマイナス95億7300万円でした。

 100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数を「営業係数」といいます。2018年度の北海道新幹線の営業係数(管理費含む)は203円でした。

 なお、新幹線H5系電車の減価償却費、電気設備の修繕費、除雪費の減少などにより、営業費用は2017年度に比べ6億4800万円減少。営業損益は3億400万円改善しました。

【画像】廃止前に運輸収入が増加した石勝線

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