海自アクロバット飛行隊「ホワイトアローズ」知ってる? 一般初登場 SUBARU T-5で空へ

T-5練習機ゆえの、ひと味違う妙技とは?

 そしてホワイトアローズの、一般のイベントへの初めての参加が、「レッドブル・エアレース千葉2019」でのサイドアクトだったのです。ただし、201教空はあくまでも次世代の海上自衛隊パイロットを育成する部隊。そのため、今後の一般イベントでの展示飛行は年間1、2回程度のみとかなり少ないようです。

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千葉大会予選前日に会場へ飛来した「ホワイトアローズ」。編隊で低空を飛ぶ演技は、エアレースとは違った迫力(2019年9月6日、板倉秀典撮影)。

 サイド・バイ・サイドのT-5のコクピットでは、2名のパイロットが左右を目視でチェックしながら編隊を維持しています。また、1名が曲技飛行に専念しているあいだ、もう1名は計器の数値を読み上げることもします。つまり、4機が糸でつながったようにピッタリと飛ぶのは、8名のパイロットの意思がひとつにまとまっていることの表れでもあります。

 筆者(板倉秀典:コピーライター/カメラマン)がパイロットへインタビューしたところ「T-5はパワーコントロールがシビア」とのことで、スロットル(アクセル)を素早く、大きく動かし続けてはじめて緊密な編隊が実現できるそうです。

 ジェット練習機T-4を使用する航空自衛隊ブルーインパルスと比べると、ホワイトアローズはスピードが遅く小回りもできるため、より観客に近く、低いところを安全に飛ぶことができます。静かで優雅、でも近くて迫力があるのが海上自衛隊アクロバットチーム、ホワイトアローズの魅力なのです。

【了】

【写真】千葉・幕張上空を舞う「ホワイトアローズ」 ほか

Writer: 板倉秀典(コピーライター/カメラマン)

WEB広告や新聞記事広告、企業パンフレットなど広告のライティングと撮影をメインに、ビジネス書なども執筆。得意分野は金融、不動産。乗りもの全般にも興味があり、実名では月刊誌『航空情報』や旅行系ニュースサイトなどで航空、鉄道関係の執筆も行っている。

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