ANA「スーパードルフィン」B737-500型機、退役感謝祭へ 「イルカ」な理由、その特技とは
退役が決定しているANAグループ所有のボーイング737-500型機。イルカのような形状から、愛称は「スーパードルフィン」です。地方路線を中心に活躍しましたが、その背景には「スーパードルフィン」の特技がありました。
2020年には全機が退役
ANA(全日空)グループが2019年9月28日(土)、ANAウイングスが所有するボーイング737-500型機「スーパードルフィン」の退役イベント第1弾として、福岡空港でファン感謝祭を開催しました。
ANAグループのボーイング737-500型機は1995(平成7)年、ANK(エアーニッポン。ANAグループで、2012年にANAと合併)で就航。現在就航しているのは4機で、2020年の春には全機が退役する方針です。
なぜ「ドルフィン」? 機体の特徴は…
機体の特徴としてまず挙げられるのは、全長31mの短い胴体、そして下側が平らになっている「おにぎり型」エンジン。小型の機体で主脚が短く、高さも低いながら、騒音低減を図ったエンジンのサイズは大きめ。そこで地面とエンジンとの距離を確保するため、おにぎり型になったといいます。
おにぎり型のエンジンは、ANAで現在運航されているボーイング737シリーズの737-700型機や、737-800型機にも受け継がれています。
また「スーパードルフィン」の愛称は、社内公募で集まった1408点のなかから選ばれたもの。短く太めという機体の形状が「イルカ」にそっくりなところや、小回りが利いて高速感があることなどが決定の理由とのこと。エンジンカウルには、大きくイルカのイラストも描かれました。
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