緑の多い自衛隊車両のなかで目立ってなんぼのカラフル支援車両とは
最近は市販車のカラーリングをそのまま使用
航空自衛隊については少し傾向が異なっていて、当初は青灰色といえる専用色を用いていたことがありましたが、専用塗装は車両単価が上がり、陸上自衛隊のように偽装することがないのに専用塗装にする必要性がないため、最近では市販車ベースの車両を導入した場合、青色の塗色はそのまま用いています。
一方で、野外展開することの多い地対空ミサイルを運用する高射部隊や通信中継部隊などは、従来どおり専用塗装の車両を使用しています。なお、これらは陸自と同じような運用を想定しているものの、塗装は若干明るい緑色をしています。
ただし、これら派手なカラーリングの車両はあくまでも一部に過ぎないため、陸海空の自衛隊のいずれに所属する車両かを識別するには、ボンネットなどに描かれた桜のマークを見るのがいちばんでしょう。
このマークは陸上自衛隊なら桜のみ、海上自衛隊なら桜に錨を組み合わせた意匠で、航空自衛隊ならば桜の縁どりに翼が付いた形で描かれており、車体色が濃緑色であったとしてもここを見れば一目瞭然です。
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