緑の多い自衛隊車両のなかで目立ってなんぼのカラフル支援車両とは

自衛隊というと、緑色のトラックに迷彩服の隊員が乗っているイメージが強いかもしれませんが、緑色の車両ばかりというわけではありません。各地の駐屯地や基地には任務に応じて必要な車両を配備しているため、中には派手な外観を持つ車両も存在するのです。

飛行場では事故防止のために目立つことが重要

 飛行場ではむしろ目立たなくてはいけない車両も存在します。たとえば消防車、これなどは緊急車両のため、自衛隊所有のものであっても赤く塗られています。また滑走路や駐機場(エプロン地区)を点検する車両などは、万が一動いている航空機に接触されたら大事故につながるため、目立つように黄色に塗られています。

 

 同じように積雪地で活動する除雪車も、吹雪などの視界が悪い悪天候下でも滑走路や駐機場などの除雪で動き回ることが求められるため、黄色いボディで目立つようにしています。

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京都府の舞鶴基地で使用される牽引車。海上自衛隊の航空機支援車両は黄色が主流(画像:海上自衛隊)。

 ほかにも、初めてそこの基地に飛来して地上滑走が不慣れな航空機や、無線が故障して管制塔と連絡が取れなくなった航空機に対して誘導を行う「航空機誘導車」は、緊急車両を兼ねているため回転灯に加えて車体の側面と後方に「Follow Me」と大きな文字を入れています。そのため同車は通称「フォローミーカー」と呼ばれています。

 

 ちなみに海上自衛隊では、牽引車や燃料補給車なども目立つように黄色く塗装されています。

 

 また緑色が陸上自衛隊のイメージカラーであるように、海上自衛隊と航空自衛隊にもそれぞれ白/黒と青というイメージカラーがあります。なので従来はそれに合うように車両についても専用塗装を用いてきました。

 

 ただし海上自衛隊は、そもそも白または黒というのは一般車にありふれたカラーであり、なおかつ陸上自衛隊や航空自衛隊でも一部車両に用いている色のため、あまり海上自衛隊専用色というイメージはないかもしれません。海上自衛隊の一部車両は濃紺で塗られていますが、それも一般車ではポピュラーなため、陸上自衛隊のイメージカラーである緑色ほど、海上自衛隊のイメージカラーとはなっていません。

【写真】桜のマークも陸海空各自衛隊で違う

【トリビア】なぜその色? 乗りものの色、どんな意味がある?

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