ヘリコプターに回転部分(ローター)が2つある理由 ないと大変 二重反転などの工夫も

回転翼を左右に並べたヘリコプター

 なお過去には、同規模のローターを左右に並べたサイド・バイ・サイド式もありました。これは胴体から左右にアームを伸ばしてその先に回転翼を取り付けたもので、上述したタンデム式が直列なのに対して、その並列版といえるでしょう。

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上下二段にローターを装備するロシアのKa-27ヘリ。全長を短くできるのが特徴(画像:ロシア国防省)。

 ただし、デメリットは左右のアームの先に回転翼の中心軸を設けているため、機体サイズに比して左右幅が非常に大きくなってしまう点で、また出力向上などを目的に回転翼を大型化しようとすると、上述したほかの構造と比べて簡単に大きくできないという点もあり、現在では「オスプレイ」のようなティルトローター機を除いて、純粋なヘリコプターでは用いられていません。
 
 ちなみに、回転翼はふたつでなくてもよく、3つ以上のものも存在します。これを「マルチコプター(マルチローター機)」と呼びますが、機体サイズや構造の複雑化、整備性の問題などから、2019年現在、有人タイプのマルチコプターは量産されておらず、おもにドローンやラジコンなどに見られる程度です。
 
 いずれにせよ、メインローターの回転力を打ち消し、上昇力を生み出すのがヘリコプターの肝であり、そのために回転翼は複数必要なのです。

【了】

【写真】ふたつの羽がクロスする「交差双ローター式」ヘリ

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コメント

1件のコメント

  1. 文の途中で「テールローターがないものもあり」といいながら、最後は「回転翼は複数必要」と矛盾したことを言っている文章力のなさはなんとかならんか?