空港の「テーマパーク化」なぜ起こった? 「元祖」に聞く

日本の空港では、フードコートやテーマパーク的な要素を取り入れるのがトレンド。その“元祖”と話す中部国際空港に、その狙いを聞きました。利用者から見ると楽しいこの風潮ですが、空港側の狙いは、それだけではないようです。

他の空港も追随 中部は新たなテーマパークをオープン

 中部空港から始まった「テーマパーク」化は現在、成田空港や関西空港など、他の国内空港でも見られるようになっています。

 背景としては、新路線誘致という目的のほか、空港運営会社の民営化が進んでいることや、小型機を使うのが一般的なLCC(格安航空会社)の参入で、着陸料のみで売上を出すのが以前より難しくなっていることなどが挙げられます(着陸料は飛行機の重さに比例)。

 中部空港も2018(平成30)年に、ボーイング787型機をメインに据えた空港内テーマパーク「フライト オブ ドリームズ」をオープンさせています。

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テーマパーク「フライト オブ ドリームズ」には本物のボーイング787型機がある(2019年10月、乗りものニュース編集部撮影)。

「開港のときは、ご飯だけ食べに空港を利用する方が多くいらっしゃいました。『フライト オブ ドリームズ』は、新たな賑わいの創出がテーマです。空港に『来ること』を目的として楽しんでいただきたいのです」(中部国際空港 広報部)

 なお中部空港の路線数は、開港後の数年は上昇していたものの、2008(平成20)年のリーマンショックや、首都圏空港の発着回数増加の影響を受け一時停滞。そののち2013(平成25)年から、LCC(格安航空会社)の参入をきっかけに、再度成長傾向にあるといいます。

 中部空港では現在、同空港発着路線を新たに開設する航空会社に着陸料の割引制度を実施しているほか、2019年にはLCC専用の第2ターミナルを開設するなど、空港規模拡大の取り組みを継続しているそうです。

【了】

【写真】第1ターミナルだけで飲食店数50超 大浴場も備える中部空港

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