相鉄・JR直通線に乗った 海老名・大和~渋谷・新宿直通 路線図にない貨物線活用ルート

列車は新線区間、そして路線図にないJR東海道貨物線へ

 そして暗いなかを数分、距離にして2.1kmで羽沢横浜国大駅(横浜市神奈川区)に到着しました。この直通線の開通にともない誕生する相鉄の地下駅で、ここから先の線路はJRの管轄。運転士と車掌がここで交代します。

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地下にある相鉄の羽沢横浜国大駅。「武蔵小杉 渋谷 新宿 川越方面」という案内がホームに掲示されていた(2019年11月7日、恵 知仁撮影)。

 羽沢横浜国大駅を発車するとまもなく、列車は地上にあがり、右側にはいくつもの線路と鉄道コンテナが見えてきました。JR東海道貨物線と、その貨物駅である横浜羽沢駅(横浜市神奈川区)です。ここまでの約3km弱で新線区間は終了。列車は既設のJR東海道貨物線へ入っていきます。

 この横浜羽沢駅から先のJR東海道貨物線ですが、実はこれまで、乗車が簡単ではない区間でした。貨物列車は多いですが、旅客列車は「湘南ライナー」といったごく一部しか通らないためです。JRの駅や車内に掲示してある路線図にも、掲載なしです。

【地図】新線と貨物線を活用「相鉄・JR直通線」のルート

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