神戸ポートライナーの「混雑問題」 難しい抜本的改善 策はあるのか?

代替手段になりきれないバス輸送

 ポートライナーの混雑を解消する対策は「輸送力を増強する」ことに尽きますが、すぐに着手できない問題が立ちはだかっています。

 駅ホームや屋根、ホームドアは6両編成の仕様で建設されているため、車両の増結(6両から8両)には、全線・全駅にわたって数百億円規模の大規模な工事が必要です。また始発の三宮駅は、両側をほぼ90度の急カーブと駅ビルに挟まれ、すぐに対策を取るのは難しい状況です。

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ポートピアホテル前を走るバス。写真右側のオフィス街は少し離れた場所にある(2019年7月、宮武和多哉撮影)。

 並行するバス路線が、車両の大型化などで対応していますが、ポートライナーの需要を受け止めるまでには至っていません。バスの運行本数の少なさに加え、乗り場の不便さもネックになっているのです。

 始発となるバス乗り場は、JR三ノ宮駅からロータリーと国道2号線を挟んだ向こう側にあります。対してポートライナーへは、JR三ノ宮駅から1分弱でホームに到達できます。

 近年では、地元の財界から「フル規格の地下鉄建設や新幹線新神戸駅への接続」などの要望が出されていますが、かなり遠い道のりと言えるでしょう。

【写真】小さな車両、1両の定員は50人ほど

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コメント

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1件のコメント

  1. もう学校や企業に送迎バス運用してもらうしかない気がする(大学だとしてるところはしてるのかな)
    でもそれだと三ノ宮のバスターミナルが地獄になりそう

    関係ないけどポートライナーの新型車両、座席が小さくて固いねん('A`)
    配置も窮屈。せめて旧型のオールロングシートの配置に戻してほしい。