陸に上がった巨大フェリー「さんふらわあ きりしま」 水面下には「動くヒレ」があった
二重反転プロペラ、フィンスタビライザー、バルバス・バウ! 水面下の力持ち
ドックの底に降りると、普段は見られないものが色々ありました。
まず、プロペラがふたつ重なっているスクリュー。「二重反転プロペラ」といい、船首側のプロペラだけをエンジンの力で駆動。それによる水流を受けて、船尾側のプロペラが船首側とは逆の方向に回転し、高い推進力を効率的に得られる燃費の良い仕組みだそうです。
そして、魚のヒレのような「フィンスタビライザー」。航行中、この“翼”の角度を変えて揚力を変化させ、横揺れを抑えているとのこと。
船首側へ回ると、船体から前に突き出た巨大な“顎”に目が奪われます。「バルバス・バウ」という構造で、かんたんにいえば船が水をかき分けて進むときの抵抗(造波抵抗)を小さくし、速度アップや燃費改善の効果があるそうです。
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