対照的なANAとJAL 羽田空港の国際線発着枠拡大による新ダイヤ 成田はどうなる?

JALの「新」 羽田ではなく成田

 JALの「新規」は、成田空港です。2020年3月29日の「2020年夏ダイヤ」初日、新たにベンガルール(インド)線、サンフランシスコ(アメリカ)線を開設します。

 それに加えて、グループ会社のLCC(格安航空会社)であるZIPAIRが2020年5月から順次、成田~バンコク(タイ)や、ソウル(韓国)線を開設予定。また成田拠点のLCC、ジェットスター・ジャパンに対する出資比率をあげ、提携を強化します。

 JALの赤坂祐二社長によると、「成田を新ビジネスや新路線のチャレンジを行う場所」と考えているそうです。

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台北の松山空港に着陸するJALのボーイング777型機(2019年7月、乗りものニュース編集部撮影)。

 一方でANAは、成田発着路線の今後について2019年11月現在、羽田から移管される成田~ハノイ(ベトナム)線を除き、「2020年夏ダイヤ」以降の増便や新路線については調整中としています。ANA広報部によると「成田発着の国際線便数は、羽田に移管した分、一時的に減りますが、これからも成田を拠点に引き続き国際線ネットワークを広げる方針です」とのことです。

【了】

【表】JAL羽田・成田線 今後はこうなる予定

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