日本といろいろ似てる? 台湾の鉄道 その魅力とは 国鉄寝台電車583系にも再会

東京から飛行機で約4時間の近さにある台湾は、日本と同じく鉄道が日常的な乗りもので、鉄道の旅を楽しむ人も少なくありません。さらに新幹線や駅弁など、日本と共通している点もたくさんあります。台湾鉄道旅の楽しみ方を紹介します。

海の美しい本線とロマンあるローカル線

 さて、台湾の駅名を見ていると、台北駅の近隣には松山駅や板橋駅、全域に目を向けると豊田や池上、東海、岡山、武田、追分など日本でも見たことがあるような名前が見つかります。台湾と日本は同じ漢字文化圏ですが、それゆえにこうした「同名駅」が32駅も存在しています。ただし発音は異なり、松山なら「ソンシャン」、板橋は「バンチャオ」ですが、同駅構内には日本と同名駅であることをアピールした施設や写真が飾られています。

 ほかにも、台湾の鉄道で楽しみなのが駅弁の存在。ターミナルや中規模の駅であれば大抵販売されており、しかも日本の駅弁よりかなりリーズナブル。さらにうれしいのがどの駅弁も温かい状態で売られていることです。駅弁を頬張りつつ、台湾の車窓を楽しむといった旅もおすすめです。

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集集線(村上悠太撮影)。

 台鉄は台湾全域をぐるりと一周するように線路が敷かれており、そこから6本の支線が走っています。環状している路線の名称はいくつかに分かれていますが、特急列車や貨物列車などが頻繁に行き交う、いわば「本線」のような存在です。

 こちらの路線のハイライトはなんといっても美しい海。特に台湾の東側と南側を走る宜蘭線、南廻線から眺める青い海はまさに絶景です。先ほどまでに紹介してきた様々なタイプの列車も行き交うので、台湾鉄道の旅を存分に楽しめるエリアでもあります。

 一方で、ディーゼル列車がゆっくり走るローカル線も魅力満点。なかでも平渓線と集集線は特に人気の高い台湾の2大ローカル線です。台北から比較的近い平渓線は、願い事を書いたランタンを空へ飛ばす「十分」という街へ向かう路線。狭い商店街の真ん中を列車が走る大迫力のシーンを見られます。

 一方、台中からやや南に位置する集集線は、山と緑にあふれた路線で平渓線に比べてよりゆったりとした雰囲気が魅力の路線です。それぞれ1日ずつ回れば存分に魅力を味わえるます。性格の異なるふたつのローカル線を乗り比べするのもきっと楽しいはずです。

【写真】台湾に渡った日本の寝台電車583系

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