日本といろいろ似てる? 台湾の鉄道 その魅力とは 国鉄寝台電車583系にも再会

改札、新幹線…いろいろ似ている台湾の鉄道

 自動改札機も日本と同じ形状のものが使われていることも多く、利用方法も変わりません。ただし紙のきっぷの場合、出札時は回収されずに改札機から出てきます。少し驚くかもしれませんが、記念に持ち帰りましょう。

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日本の新幹線700系電車をベースにした台湾高速鉄道の700T型電車(村上悠太撮影)。

 台湾は九州とほぼ同じ大きさで、九州同様に西側に台湾を南北に走る「台湾新幹線」(台湾高速鉄道、高鉄)が走っています。ご存じの人も多いと思いますが、この台湾新幹線には日本の新幹線700系電車をベースにした700T型電車が走っており、外見はもちろん車内も700系にそっくりです。

 台湾は新幹線と在来線とで事業者が異なります。在来線を運行しているのは「台鉄」の愛称で呼ばれている台湾鉄路管理局です。そのため、台北駅など一部の駅を除き、台鉄の駅と新幹線の駅が同じ駅名でも別々の駅で、かつ距離も離れている場合も多く、また逆に、新幹線の台中駅が接続する在来線は新烏日駅と場所が同じでも駅名が異なるケースもあるため注意が必要です。

 台湾新幹線には外国人専用のフリーパスが発売されており、台北と反対側の終点、左営を1往復するだけで元が取れるのでこちらは「TR PASS」に比べて、比較的元が取りやすいのが特徴です。利用日の前日までにウェブサイトで購入し、当日バウチャー券とパスポートを持って駅窓口でフリーパスと引き換えて購入します。

【写真】台湾に渡った日本の寝台電車583系

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