ANAのエアバスA380型機「フライングホヌ」は通常の6倍以上 その塗装現場
ANAのA380型機「フライングホヌ」は型紙が通常の6倍以上! かかった日数は…?
それに対し、ANAのA380型機「フライングホヌ」3号機の塗装で使われた型紙は、通常の6倍以上となる930種類だそうです。ただ要した日数は、塗装が乾くまでに一定の時間が必要なため、一般的なA380型機の場合と同じ1チーム24人、4シフト制で行い17日と、大差ないものでした。
エアバスによると、1号機と2号機の塗装を経て作業に慣れてきたため、時間が短縮されたそうです。ちなみに塗装作業は機械だけでなく、手作業の場面もあります。
2020年1月に塗装が終了した3号機は、ハワイの「夕陽」をイメージした「サンセットオレンジ」のテーマカラーで、女性的な長いまつげのあるデザインが特徴です。なお、2019年5月就航の1号機はハワイの「空」をイメージした「ANAブルー」、6月就航の2号機はハワイの「海」をイメージした「エメラルドグリーン」のデザインです。
今回、3機すべての「フライングホヌ」の塗装を終えたエアバス。ハンブルク工場ペイントセンター シニアマネジャーのラルフ・マウラーさんは「『フライングホヌ』はビッグチャレンジなデザインでした。我々も楽しんで塗装しました」と話します。なお、3号機で使われた塗料は、オレンジを中心に16種類だそうです。
3号機は2020年4月にANAへ納入され、準備が調い次第、ほかの2機がすでに就航している東京(成田)~ハワイ(ホノルル)線に登場する予定です。
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こんなもんに金かけなくていいから運賃を安くしろよ